年越しうどん 3 ページ29
北山side
ーーー
宏「……どうしよう。」
太「…いや、でも蕎麦じゃないとさ…。」
宏「でも…見ろよ。この顔。」
太「見た。」
宏「年越しうどんでも同じじゃね？」
太「……俺もそう思う。」
って、Aの可愛すぎるおねだりに負けて
蕎麦からうどんに速攻チェンジしてしまった俺達。
.
帰宅して、怒られる覚悟で事情説明を渉にすると
渉「…呆れるわ。」
宏「や、でもな。
あんな純真無垢な天使にお願いされたら
誰でも折れるぜ？」
渉「……はぁ。まぁ、いいわ。」
怒られるよりも呆れ込む渉を他所に
『わたにぃーー、おうどん食べぅー！』
高「食べる食べるー！」
健「早く作ってー。」
って、催促する弟と妹。
俊「蕎麦じゃないのー？」
裕「うっせ…
Aがうどんがいいっつてんだから
うどんで我慢しろよ。」
俊「……すんません。」
『うどんしゃん、ちゅるちゅるするのー。』
太「うん、後でみんなで食べような。」
えへへっ。
って嬉しそうに笑うAの顔を見て
デレデレに緩んじゃう俺達の顔。
.
__今年もいっぱい泣いて、
沢山、抱っこーって甘えてきてくれて、
いっぱい、可愛い笑顔を見せてくれて
沢山、その笑顔で俺達を笑顔にしてくれて
ありがとうな。
来年も、8人で幸せな1年にしていこうな。
Aの成長を願って…
★end★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 456人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「妹」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Bear | 作成日時：2015年12月18日 20時
