俺等の天使ちゃん (ページ11)

今日:2 hit、昨日:5 hit、合計:396,601 hit

泡と天使2 ページ11

北山side

ーーー

リビングのソファでコーヒーを飲んでくつろいでいると、

『にぃちゃー…っ！！』

と風呂に入っているはずのAの声が聞こえた。

太「あれ？もう風呂出たのかな？」

宏「あー？さっき入ったばっかだろ。」

太輔と顔を見合わせていると

.

.

『んきゃーっ！』

って、泡だらけの素っ裸でリビングに入ってきて
俺に抱きつくA。

.

.

宏「…うおっ！はっ！？ちょっ！
おまっ、泡だらけだし、ベタベタじゃん！」

『んふふ、たぁねぎよー！』

宏「はい？…たぁねぎ？」

『そっよ？たぁねぎ。』

……まだカタコトのAの言葉は
理解できない時がある。

.

宏「あのな、A… 「こらっ。」

太「なーんで、お風呂の途中で出てきたのー。」

Aを抱き上げながら叱る太輔。

『やっ！おろちてっ！』

太「だーめ。床が濡れちゃうでしょ？」

『やぁーーー！おーろーちぃーてぇー！』

宏「どぅわ！バカッ！
泡が飛ぶだろ～、暴れんな！」

太輔から降りたいAがジタバタと暴れる度に泡と水が飛び散る。

そんな時___

ガチャ。

.

裕「こらー、Aー。
まだ洗い流してないでしょー！」

と、これまた上半身裸の裕太が
Aを追いかけてきた。

………お前も裸かい。