俺等の天使ちゃん (ページ17)

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イチゴと天使 2 ページ17

藤ヶ谷side

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『…ふぇーーーー…いちごしゃーーん！』

宏「はっ？！なに！食べちゃダメだったの？」

太「最後に食べるつもりで取ってあったんだよ。」

宏「まっじかよ！嫌いだからよけてんのかと思ったから食ったのに…」

.

んなわけあるか。
いつも食パンにイチゴジャム付けて食べてるの知ってるだろ…。

.

『…うぇぇーーーん…ふぇ……』

宏「あー…ごめんごめん。
…っと、渉！もう1個ケーキねーの？」

キッチンで洗い物をしてる渉に助けを求める最年長。

渉「…ないよ。それが最後の1個。
ったく、泣かせんなよー。」

宏「あぁーもう、まじかよ…。」

『…いーちごしゃぁーーーん…うぇーん』

太「…おい、どうすんだよ。」

宏「…どうするっつたって。
食っちまったもんは仕方ねーしな。」

『……ふぇーー、ひろにぃちゃ嫌いぃー！』

宏「…………！！」

.

.

……あ、言われた。

俺達がAに1番言われたくない言葉が

“にぃちゃ、嫌い”

.

…生きていけねーよな。

こんなんいわれたら。