２５ 打ち上げ ページ13
「「「「「乾杯！」」」」」
グラスを付き合わせると、それぞれに飲み物を口に運ぶ。
ランク戦ROUND８を無事に終えた今日、私は二宮さんに誘ってもらって、二宮隊のメンバーと焼肉に来ている。
二宮さん曰く、私は「今日まではチームメイト」と言うことで、まだ今日のうちは二宮隊だから、あまり気にするな、ということだった。
本当に短い期間だったのに、私のことも焼肉に誘ってもらえて、自分でもわかるぐらい今日は頬が緩んでいる。
なんだか、とても仲間として認めてもらえているように感じた。
「いや〜、しかしすごかったね。Aちゃん」
「まさか、あんなに活躍するとは」
「いろいろサポートしてくれて、助かったよ」
「……お役に立てたみたいで、よかった、です」
普段はこんなこと滅多に言わないから、恥ずかしいことでもないはずなのに、緊張してしまう。
最近、周りの人たちのおかげか、表情が今までよりは動くようになってきたから、
もしかしたら、今の私は顔を赤くしているかもしれない。
みんなから不思議と集められる視線に、恥ずかしくなって視線を逸らす。
そうしていると、二宮さんに名前を呼ばれた。
「藤堂」
「……はい」
「今日はよくやった」
「！！ありがとうございます」
普段は人を褒めることのない二宮さんからの、短いその一言に、嬉しくなる。
改めて、
それから、約1時間と少し。
しっかりとお肉を味わって、二宮隊の面々と静かだけど楽しい会話をして、
大いに満足して打ち上げは解散することになった。
空は暗く、もう遅い時間になってきていることがわかる。
気温は蒸すほどではなかったけど、ぬるく感じた。
「犬飼、氷見を送ってやれ。辻は藤堂だ」
「「了解」」
二宮さんの指示で、今日もまた、辻くんに送ってもらうことになる。
送りのペアが決まると、すぐに解散することになった。
「本当に、今日までありがとうございました」
「構わない。こちらこそ、いい試合になった。
何かあればうちを頼ればいい」
「そうそう。遠慮なく頼ってね。俺も学校一緒だしさ」
「ありがとうございます」
二宮さんと犬飼先輩の言葉に、頭を下げる。
その後も少し話して、これからも気軽に二宮隊の隊室にお邪魔していいことになり、ついに解散になった。
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かるーあ(プロフ) - 浦尾さん» ありがとうございます！頑張って勉強するので、待っていてください！ (2023年1月1日 16時) (
レス) id: 4b43571831 (このIDを非表示/違反報告)
浦尾(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！続編も待ってます‼︎‼︎受験頑張ってください‼︎‼︎ (2023年1月1日 14時) (レス) @page19 id: d2e60cb096 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - ペネロッペさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年12月30日 23時) (レス) id: 4b43571831 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロッペ(プロフ) - 続き待ってます！大学受験応援してます！ (2022年12月30日 22時) (レス) @page19 id: cfc5c909f4 (このIDを非表示/違反報告)
かるーあ(プロフ) - 美園さん» ありがとうございます！そんなふうに感じて読んでいただけていたなんて光栄です！最速で決めて続編始めて見せるので、待っててください！美園さんも、受験一緒に頑張りましょう！ (2022年12月18日 22時) (レス) id: 4b43571831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫 | 作成日時：2022年11月27日 23時
