獣人を拾いました Part3

第104話 ページ18

白布サイド

いつも通り

国見と2人で部屋にいると

ガチャ ドサッ

な･なんか来た…






しばらくして

？？「ん」

あっ人だったのか

？？「ここどこだ」

知らない人は

俺達のご主人様に殴られてた…




それから話をしてみると

とても優しくていい人だった

中島Aさん

今まで人は皆怖いものだと思ってたけど

この人は怖くない…



ガチャ

ﾋﾞｸｯ

ご主人様だ…

怖い…

中島『この２人を解放してくれませんか？』

えっ？

解放？


野口「それはもう俺の物だ」


そうだよなっ

やっぱり俺達は物だよなっ

中島『獣人は物なんかじゃない！！！』


なんでこの人はこんなに優しいんだろう



ドカッ

中島『カハッ』

ッ！！！

バタン

中島『はぁー』

白布「…大丈夫…ですか」

ってか 俺

今まで中島さんに敬語で話してない！？

ヤバい殴られる！！！

中島『大丈夫(^ ^)』

そう言って中島さんは笑った

けど

その笑顔がどこか辛そうだった…

なんて思っていると


中島『２人にお願いがあります』

白布「何ですか？」


聞いてみたら


俺たちをここから出すと言う

そして 大山公園？っていう所に行って欲しいと言う


本当は外が怖くて行きたくない…


でも


中島さんを助けたい

初めて俺達のことを物じゃないって言ってくれた

だから

白布「…分かった」

国見「えっ！？」

俺は行くことにした



中島『行くぞ』


白布「ありがとうございます」

俺は

ここから出してくれたお礼と

物じゃないって言ってくれたことに対してのお礼をして国見を連れて走った



できるだけ遠くに









久しぶりに走るから疲れた…

国見「ちょっと…待って…」

白布「ごめん」





ここどこ？



国見「どこここ？」

白布「分からない」

国見「(´；ω；｀)」

白布「な･泣くなよ！！！」


俺だって泣きたいよ…









？？「えっ？ 獣人？」

ﾋﾞｸｯ

白布「あっ」


白布「身長が高くて目付きが悪い人」

？？「…」

白布「あっあの」

？？「何？」









白布「中島Aさんを知っていますか！？」


？？「Aを知ってるのか！？」

あっよかった

この人だった！！！


安心したから分からないけど

力が抜けた

？？「おっと ありがとう」

白布「えっ？」




？？「２人のおかげでAを助けれるかもしれない」




よかった


そう思って

俺は意識をなくした

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