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「……そもそもね、突っ込みたい事があるの。露木君がいくら童顔だからって高校潜入は無理がある。調査したいなら臨時教員の枠で誰か行かせれば良かったじゃない」
「あー……。その手もありました、ね……。まあ、本人も結構乗り気だったんで……」
「ロキ君、制服準備済みだったしね〜」
黙りこくってるクロの頭を撫でながら、それなりに気になっていた事言ってみるとそれぞれから答えが返ってきた。……裏には「面白いからそれでいっか」と笑顔で言ってるのが見えた気がする。
「露木君も大変ね……」
「……姉ちゃん、」
クロが呟くのと同時に建物全体が揺れる。
パラパラと壁が崩れたり、積み上がった書類が倒れていた。
まるで下から突き上げられた様だ。いや、間違ってないかも。
「止まれ〜〜ッ」と叫ぶ声は下から上がってきているのだから。真昼君だと思うが、一体あの子は何をしたんだ。
「……帰る」
声が聞こえたのか、クロはすっと立ち上がり、固まった関節をコキッと鳴らす。
「
言外にC3とは手を組まないと匂わしたクロに、良くできましたと言いたいのをグッと堪えた。
「姉ちゃんは？」
「用済ませたら帰る」
ヒラヒラと手を振ると微かに頷いたクロが眼鏡から真昼君のジャージを取り返し、そのまま床を蹴り抜く。
大きな穴が各階に開くだろうが、自業自得だということで精々修理に励めば良い。
「ふふ……。クロの籠絡は失敗、真昼君の懐柔も失敗。残念だねぇ」
「……どーして、止めなかったんですかー？ “秩序”の吸血鬼は職務怠慢、と」
「止める？ 何故？ クロはただ主人の元に向かっただけでしょ？」
唖然とする女性と非難の視線を浴びせてくる眼鏡に首を傾げる。私が何を止めると思ってるんだろう。
「“怠惰”が人間に害を、とはならないんですね……」
「……それだよ」
「へっ？」
「私が頼みたい“伝言”」
いつも疑問だった。
なんでC3の人間は自分達は“普通”の人間だと思っているのか。
特に魔術師。身体は人間でも、種族分別は『人間』ではなく『魔術師』だ。とどのつまり、人外と同じ扱いだ。
ただ生活習慣が人間と同じだけ。なのにその事を忘れて生きている。
私の鎌は平等に翳される。魔術師だけ例外なんて都合の良い話、あるわけないでしょ？
「――“断罪”が復活したら、いの一番に魔術師の首が飛ぶでしょう。楽しみにしていてください」
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みゃあ(プロフ) - 御那さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきます。 (2016年9月26日 13時) (
レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
御那(プロフ) - 私的には、「うわぁ描写が細かすぎるマジすげぇ！私絶対出来ないな〜」って感じでしたよ！くどいと思ったことはありませんが、もう少し簡潔でもいいかと思います。私なんか、夢主が読み取った部分を簡単にしてるだけですから(笑) (2016年9月24日 7時) (レス) id: ff4ef398e2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ(プロフ) - 朱泉さん» いえいえ！ 私の不注意が原因なので謝らないでください。今後何かあったらお願いします！ (2016年6月24日 20時) (レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
朱泉(プロフ) - みゃあさん» でしたよねwあぁ、あれかとスルーしてしまいスミマセンでした´д` ; (2016年6月24日 19時) (レス) id: 099a3d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ(プロフ) - みーおさん» ありがとうございます、訂正しておきました。活字中毒ですね分かります←。勉強してくださいww頑張ります (2016年6月24日 10時) (レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゃあ | 作成日時：2016年5月28日 16時
