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「レイさん、“秩序”はそんなに強い魔術師なんですか？」
「ええ。粉雪がその気になれば世界なんて息をする間も無く滅ぶ。……大体の魔術師って魔法の得手不得手があるでしょ？
まあ、古代魔術師にも当然あったのよ。私は炎系統と移動系の魔法が得意だけど水系統は苦手。大抵は得意属性と逆の物が苦手な場合が多いわね。得意な物を打ち消す属性を同時に想像するなんてちょっと無理があるもの。
けれど粉雪には苦手が一切合切存在しない。流石に死人を甦らせるのは出来ないって昔言ってたけど、おおよそ欠点なんてない、味方にとっては最強、敵にとっては災厄の魔術師。……それが粉雪よ。古今独歩ってああいう事ね。
私は辛うじて得意な魔法であれば粉雪と並べるけど……。打ち消されたら終わりだし。はぁ……珠には魔法開発でもするかぁ」
古代魔術師だのよく分からない単語が出てきたが、要約すれば“秩序”のサーヴァンプは魔術師としては最強であり、麗月をもってしても攻略は困難だと言うことだろう。
成る程と頷いて露木は白米を口に運ぶ。なんか途中愚痴を聞かされた気がするが、それほどレイさんも切迫詰まってるのだと思えば聞いてやる気もおきる。
「そーいや、修平。昨晩の御国からのラブコールは何だったの？」
至って自然な流れで麗月はとんでもない事を言った。確かに御国から電話はあった。内容は要領の掴めないお願いだったので断ったが、どこから『ラブコール』なんて発想になったのか不思議で仕方がない。
「うわっ、ちょっと修平!? 大丈夫？ 水飲んで！」
「ごほっ、誰のせいだ、と……！」
「ごめんね。まさかここまで良い反応が返って来るとは思わなくて」
盛大に噎せた露木に向かって茶目っ気のある表情で謝る麗月。恨めしそうに麗月を睨んでいたが、わざと言ったのだと分かると少し安心したように頬を緩ませた。
麗月は珠に素でぶっ飛んだ発言をする事があるのでどこまでがわざとか分かりにくいのだ。
「……御国先輩からはご実家に忍び込んだ城田 真昼をどーにかして欲しいとのことでした。断りましたけど」
「何そのふわっとした要求。御国って昔から抜けてる所があると言うか、話したくない事は話さない節があるからな……」
「電話番号教えた記憶が無いので腹立たしい物はありますが……。まあ、あの人が頼んで来るなんて嫌な予感しかしないんですよ」
だよね、と麗月と露木は疲れた笑いを溢す。その危惧が実際のものになるとは誰も知らなかった。
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みゃあ(プロフ) - 御那さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきます。 (2016年9月26日 13時) (
レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
御那(プロフ) - 私的には、「うわぁ描写が細かすぎるマジすげぇ！私絶対出来ないな〜」って感じでしたよ！くどいと思ったことはありませんが、もう少し簡潔でもいいかと思います。私なんか、夢主が読み取った部分を簡単にしてるだけですから(笑) (2016年9月24日 7時) (レス) id: ff4ef398e2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ(プロフ) - 朱泉さん» いえいえ！ 私の不注意が原因なので謝らないでください。今後何かあったらお願いします！ (2016年6月24日 20時) (レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
朱泉(プロフ) - みゃあさん» でしたよねwあぁ、あれかとスルーしてしまいスミマセンでした´д` ; (2016年6月24日 19時) (レス) id: 099a3d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ(プロフ) - みーおさん» ありがとうございます、訂正しておきました。活字中毒ですね分かります←。勉強してくださいww頑張ります (2016年6月24日 10時) (レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゃあ | 作成日時：2016年5月28日 16時
