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ベルキアの消えていった方向を見上げて、軽く、けれど広範囲を探知する。近くに居るのは勿論クロとヒュー。斜め上空には桜哉君とベルキア。
何処かの建物の側にジェジェ、椿を含む憂鬱組は町外れ。有栖院家には下位吸血鬼とリリイ、それから何故か椿の所のオトギリちゃん。
目立って行動するであろう人物達の居場所は把握出来た。所々に下位吸血鬼が居るが、精々灰燼を撒き散らすだけなので放置。
「消えた……!?」
「あっ。急に動いたから足つった……」
「クロ、真昼君。怪我は無い？」
自分の身長と同じくらいある鎌の柄の部分を首に預けながら二人に問う。鉄君とヒューが無事なのは分かるが、この二人までは確認してなかった。
「俺は平気！ ……A、その鎌、何？」
「えっ？ ああ、普通の鎌だよ。私の武器の一つ。リリイとお揃いみたいでしょ？」
「姉ちゃんが鎌以外使ってるのあんま見たことねーな」
「そうじゃの。あとは天秤や剣くらいかのぉ」
ほのぼのと兄弟で話す
「それ、重くねぇのか？」
「軽い軽い。私が片手で振れるくらいだよ。鉄君、持ってみる？」
肩を叩かれて振り向くと鉄君が話し掛けてくる。あくまで吸血鬼の腕力基準の軽いだが、鉄君の体格の良さなら普通に持てそう。
「マジで？ アンタ超良い人じゃん」
「そんな大袈裟な。はい、落とさないでね。下手すると首落ちるから」
「怖っ!!」
「大丈夫だよ、真昼君。万が一の時は私が治すから」
「何も大丈夫じゃない！ クロ、ヒュー、お前らも止めろよ!!」
「鉄なら持てるじゃろ！ お主の力、見せてやるがよい！」
「姉ちゃんが治すならどんな病院より安心だ……。傷痕も残らず治療してくれるぞ」
「こんのゆるふわ吸血鬼共っ……！」
愉快だねぇ、と呟きながら鉄君に鎌を渡した。両手で受け取り、持ち直してから筋トレするのように片手で上げ下げし始めたのには流石に驚く。
「重さ丁度良いな、コレ。売ってたりすんの？」
「しないよ。このくらいの重さならダンベル買えば？」
「ダンベルだと馴れたら軽いんだよな……。勿体無くね？」
「あー……。確かに」
鎌を返して貰いながら話していると、遠くから救急車の音が聞こえてきた。恐らく血を吸われて気絶した人を見た人が呼んだのだろう。
巻き込まれたら面倒なのでその場から離れることにした。
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みゃあ(プロフ) - 御那さん» 貴重なご意見ありがとうございます！参考にさせていただきます。 (2016年9月26日 13時) (
レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
御那(プロフ) - 私的には、「うわぁ描写が細かすぎるマジすげぇ！私絶対出来ないな〜」って感じでしたよ！くどいと思ったことはありませんが、もう少し簡潔でもいいかと思います。私なんか、夢主が読み取った部分を簡単にしてるだけですから(笑) (2016年9月24日 7時) (レス) id: ff4ef398e2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ(プロフ) - 朱泉さん» いえいえ！ 私の不注意が原因なので謝らないでください。今後何かあったらお願いします！ (2016年6月24日 20時) (レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
朱泉(プロフ) - みゃあさん» でしたよねwあぁ、あれかとスルーしてしまいスミマセンでした´д` ; (2016年6月24日 19時) (レス) id: 099a3d0a3a (このIDを非表示/違反報告)
みゃあ(プロフ) - みーおさん» ありがとうございます、訂正しておきました。活字中毒ですね分かります←。勉強してくださいww頑張ります (2016年6月24日 10時) (レス) id: 2a2053fa34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゃあ | 作成日時：2016年5月28日 16時
