*My princess (2)*ーShoー (ページ6)

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Aside

それから紫耀くんは時々、私のところへやってくるようになった。

最初は紫耀くんの立場を考えて距離をとっていた。

周りの目も気になるし。

だけど彼があまりにも気さくで、いつの間にか普通の友達として話せるようになってた。

ただ、話す時はやっぱり人の目を気にしなくてはならなくて。

LINEはまだ教えてないから、紫耀くんが私の教室までやって来てこっそり呼び出される。

そして告白された場所である、人目につかない校舎裏に行く。

紫耀「なぁA？」

A「ん？」

紫耀くんは私を呼び捨てで呼ぶようになったし、素で話すようにもなった。

紫耀「Aに告ってから結構経つじゃん？」

A「そうだね」

紫耀「でもさ、俺の気持ち、全然変わってないよ。」

A「うん…」

紫耀「ごめん！急かしてるつもりじゃなくて…その…時々伝えておきたくなるっていうか…」

A「ありがとう。私、ちゃんと考えてるよ？」

紫耀「うん、わかってる。こちらこそありがと」

気持ちはすごく伝わってくるし、嬉しいはずなのに…。

＂どうして私なんだろう？＂
＂紫耀くんにはもっといい子がいる＂

と思ってしまっていて、紫耀くんにはちゃんと考えてるって言ったけど、実際はそれ以上で考えられないでいた。

だったら断ればいいのかもしれないね。

紫耀「あのさ、返事はいくらでも待つって言ったけど…ちょっとだけわがまま聞いて下さい！」

A「何？」

紫耀「えっと…手を……繋ぎたい…です」

嬉しい。

でもやっぱり、私なんかが紫耀くんに触れていいのだろうか…なんて考えてしまう。

紫耀「あぁぁあー！ごめん！付き合ってもないのにそれはないよな…うん！忘れて！」

きっと勇気を出して言ってくれたんだよね。

A「あの…私も…手、繋ぎたいです…」

そう思ってしまったのは、きっと私も紫耀くんのことを意識し始めているから。

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更新率悪くてすみません、、

放置して様子を見ていたのですが、少しずつ伸びてきている気もするのでこのまま続けようかな、と思っております。

今後ともよろしくお願いします^ ^