*My princess (2)*ーShoー (ページ18)

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Aside

仕事が終わってスーパーへ向かうと…

紫耀「よっ！」

紫耀がいた。

今日買い物行く日だって知らないはずなのに…

きっと勘だろうな(笑)。

もし私が来なかったらどうしてたんだろ。

一緒に買い物なんて久しぶりだし、そもそも最近二人の時間がなかったから、すごく嬉しい。

紫耀「お菓子買っていい？」

って、ぬれおかきか、ぬれせんべいか迷ってるの。

可愛すぎる…！

結局どっちも買った。

あとは何日分かのご飯の材料を買って、今日も大量の荷物。

紫耀は私がいつもこんなに買い物してるって知って申し訳なくなったみたいだけど、気にしてほしくないな。

紫耀「家まで持つよ」

A「仕事戻らなくていいの？」

紫耀「まだ大丈夫」

A「ありがと」

荷物は全部紫耀が持ってくれた。

本当に優しい。

A「今日も遅くなるよね？」

紫耀「あー…うん。ごめん」

A「何で謝ってんの(笑)」

紫耀「だって…全然一緒にいれないし…」

A「大丈夫！紫耀はお仕事のこと考えて？」

紫耀「寂しくない？」

A「んー…そりゃ寂しいよ。でも家に帰れば少しの時間でも会えるじゃない？それだけでも私にとっては贅沢だよ」

紫耀「A…」

紫耀の仕事のことは理解した上で付き合ってるもん。

そして家に着いて部屋に入るなり、ぎゅっとされて。

それもまた贅沢な時間。

紫耀「じゃあ…そろそろ行くね？」

A「うん。頑張ってね」

紫耀はまだ何か言いたそうだったけど、それ以上言われる前に送り出した。

一緒に買い物したのも、まともに会話したのも久々だった。

こういう何気ないことが幸せ。