*My princess (2)*ーShoー (ページ13)

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Aside

仕事が終わってスーパーへ向かう。

確か今日、紫耀は雑誌の撮影だったな～。

帰り遅くなりそうだし、ご飯はあんまり重くならない物にしないとね。

3日分の買い溜めをして、持って帰れるかな…と思っていたところで紫耀から電話がかかってきた。

紫耀『ちょっとそこで待ってて！』

電話を切られたあと＂マネージャーが迎えに行くから＂とLINEが入った。

一体何事だろう？

とりあえず言われた通りスーパーの外で待っていたら紫耀のマネージャーさんがやって来て

マネージャー「Aちゃんお疲れ！乗って乗って！」

A「あ、はい！」

訳がわからないまま車に乗りながらも、荷物重かったから助かったな～なんて呑気なことを考えている私。

マネージャー「それにしてもすごい買い物したんだね(笑)」

A「ちょっと買いすぎちゃって(笑)」

マネージャー「それ一人で持って帰るんだったんでしょ？迎えに来てよかった～」

まさか紫耀はそれを予測して…？なわけないか(笑)。

マネージャー「今撮影してたんだけど、紫耀がAちゃんと撮影したいって言っててね」

A「はい？！」

マネージャー「もちろん顔は出さないから安心して？あとは紫耀に任せてみて」

私が紫耀と撮影…

顔は出さないにしても、夢みたいなお話をもらえて嬉しい。

けど私に務まるのかな…。

マネージャー「Aちゃん入りまーす」

現場に到着すると荷物はマネージャーさんが持ってくれて、いきなり撮影現場に通された。

食材は冷蔵庫に入れておいてくれるそう。

どこまでも優しい方。

紫耀「Aっ！」

A「紫耀ー！もうビックリしたよ～」

紫耀「ごめん、俺のわがままで。…一緒に撮影してくれませんか？」

A「ふふっ。全然だよ。むしろ嬉しいもん」

紫耀「あぁーーー！ちょっとごめんなさい！」

そう言うと紫耀はスタッフさんやメンバーの前で思いっきり私を抱きしめた。

周りからの冷やかしの声が恥ずかしかった(笑)。