32. ページ32
『気を付けて』
「大丈夫だって！」
いつもなら駐車場で別れるのに今日は家のドアの前まで送り届けてくれた。
「あ、上がってく？」
『いや、今から事務所』
「そっか」
『ユノもチャンミンも居るんだろ？』
「多分」
『ふたりの顔だけ見ていく』
鍵を差し込み、ロックを解除。
ドアを開けてすぐに飛び込んできたのは、
YH「A！！！｣
CM「A､､っ｣
心配そうに慌てているふたりが走ってくる姿。
だめだ、泣きそう。
「ただいまーァ！」
涙と胸にこみ上げてくる感情を押さえ込んで、
『ユノ、チャンミン。よろしく』
「え？もう行っちゃうの？！」
『ふたりの顔見たからね』
オッパはユノの呼び掛けに答える間もなく、この場を去っていった。
YH「A！！！｣
「､､ふは、ただいま」
私の名前を呼んで、ぎゅっと力強く抱きしめてくれるユノ。
CM「､､大丈夫か？｣
そんな私たちを見て、心配そうに困った顔をしているチャンミン。
「大丈夫だって！大袈裟なだけなの！」
ふたりに心配をかけたくない。
YH「ここか？！｣
ばっと離れたユノは私の左手を持つ。
「あっ、こ、これは！大したことないのに！」
慌てて右手で左手を隠すようにしてしまった。
CM「､､荷物、置いてくるね｣
「ありがとう」
ユノに手を繋がれてリビングに行く。
チャンミンは私のキャリーを部屋へと運んでくれた。
そうして、少し落ち着いた頃ー。
YH「なにがあった？｣
「いや、ただなんか転んで」
CM「本当に？｣
「う、ん。本当なんだって、ほら？ばーっと人が来ちゃうことあるじゃん？」
ふたりに嘘はつきたくない。
でも、ふたりに隠しておきたい。
YH「襲われたって聞いたんだけど｣
「え？､､な、ないない！大袈裟なだけだって！本当に！」
CM「､､。｣
何も言わずにただただ、じっと目を見てくるチャンミンの視線から逃げたくなる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 218人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うあ(プロフ) - ありがとうございますーーっ(´∀｀*)ちょこちょこ更新出来るようにします！楽しみにしてくれて嬉しいです♪ (2018年10月2日 8時) (
レス) id: 29b7ab0f9d (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 続きが楽しみです！待ってまーす(^o^)それにしてもテヨン鋭い！ (2018年10月2日 0時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
うあ(プロフ) - 千衣さん» こちらこそ嬉しいコメントをっっ(≧∇≦*)ありがとうございます！！！またどどーんっとすぐに更新しますっ！ (2018年8月3日 23時) (レス) id: 29b7ab0f9d (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 更新待ってました！嬉しいありがとうございます♪ (2018年8月3日 23時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
うあ(プロフ) - まんねさん» えええぇーっ！嬉しいです（ ; __ ; ）☆☆☆☆早くドンドン進ませたいくせにだらだらとしてますっ。待ってくださってたと聞いて嬉しすぎますっっっ！こちらこそありがとうございます（ ; __ ; ）！！！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 29b7ab0f9d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うあ | 作成日時：2018年6月19日 22時
