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和side
おれ、翔ちゃんがいなかったらどうなってたかな。
こんな姿見せたくなかったけど、
優しくしてくれると頼りきっちゃって
今に至る。
イスに座ってても頭がクラクラして、
気分の悪さがどんどん増してきて
そのまま横にならせてもらった
腕の中に顔をうずめて、息を止めたりして
必死に耐えてみたけど、押し寄せる吐き気の波はぜんぜん収まってくれなくて
でもこれ以上翔ちゃんに迷惑をかけたくなくて限界まで我慢してたけど
口の中には唾液がたくさん出てきて、酸っぱくなって
吐くかも、って思ったら急に怖くなって
慌てて体を起こす。
翔「どう？大丈夫そ？」
違うんだよ、翔ちゃん……て
心の中で謝るけど、しゃべると出てきちゃいそう
なんとか声を絞り出して この状況を伝える
翔「どうしよっか……トイレまで行ける？」
正直今立ち上がったりしたらたぶん
立ちくらみすごいだろうし歩けるかもわからないけど、
これ以上翔ちゃんを困らせるわけにはいかなくて
がんばって立ち上がろうとしたら、翔ちゃんが背中を支えてくれた。
案の定、また目の前がチカチカして
耳鳴りがすごくて、
吐き気が押し寄せてきて少し俯いて自分を落ち着かせる。
気力で歩くと、翔ちゃんはフラフラしてる俺を壁の方まで寄せて、ペースを合わせて一緒にゆっくりついてきてくれる。
トイレは廊下の突き当たり
すごく長く感じる。
割と歩けてて、大丈夫かもって思ったけど
半分くらいまできたとき
急にサーっと血の気が引いて
足を止め、膝に両手をついて下を向く。
翔「ゆっくりでいいからね」
翔ちゃんの優しい声
急に、我慢していたものが上がってきた感じがして、
慌てて手で口をふさぐ。
やばいやばいっ……
お願いだから、もう少し……
という願いは叶わなかったみたいで
「うｯ……」
力いっぱいに口を抑えたまま、
背中が波打った勢いでしゃがんでしまった
一瞬にして、手のひらが生温かいもので満たされる。
「ﾊｱｯ……ﾊｱｯ…」
ポタポタと、口を抑える手から少量こぼれているのがわかった。
翔「大丈夫大丈夫……
んー、ちょっと、待ってて。すぐ戻ってくるから」
もう頭が真っ白で返事も頷くこともできなかった。
これ以上戻さないように、とにかく堪えながら、翔ちゃんがくるのを待った。
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あんず(プロフ) - 水空さん» わああそんなそんな…！ありがとうございます(*∩ω∩) よろしくお願いします！ (2018年1月20日 2時) (
レス) id: b23ea6b68a (このIDを非表示/違反報告)
きい - 水空さん» 無理なお願いを頼んでいてしまってごめんなさい！！全然無くしてもらっても大丈夫です^ ^水空さんの1番書きやすいようにしていただいて大丈夫です！ (2018年1月19日 21時) (レス) id: 98d8cfb005 (このIDを非表示/違反報告)
水空(プロフ) - きいさん» 了解です!! ただ腹痛系が専門外なもので、そこはなくすか あったとしても軽めの症状になります、ごめんなさい！(><) (2018年1月19日 18時) (レス) id: ab2b9773ed (このIDを非表示/違反報告)
水空(プロフ) - あんずさん» 「一緒に帰ろう」読ませていただいてます!!あんずさんのようにうまく書けるか分かりませんが…^^;了解です！応援もありがとうございます^^* (2018年1月19日 18時) (レス) id: ab2b9773ed (このIDを非表示/違反報告)
きい - リクエストよろしいですか？泊まりでの地方ロケで、バスでの移動中二宮くんが酔ってしまいメンバーが看病するお話が見たいです。またロケ中も吐き気や腹痛の症状が出てしまう…というのも合わせてお願いできますか？ (2018年1月19日 8時) (レス) id: 98d8cfb005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：* miku * | 作成日時：2016年3月1日 0時
