story86 ページ20
銀時「・・・A?」
手紙を読み、急に涙を流し出したAに3人が驚いた
「・・・姉さんは、」
銀時「何が書いてあったんだ!?」
気持ちの整理がつかないのか、手紙を銀時に無言で渡した
銀時はその手紙を受け取った
その手紙には、丁寧な文字でビッシリと書いてあった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Aへ
この手紙を読んでいるって言うことは私は死んでいるのかな?
多分、そうなんだろうね
私はいつかは殺されるって分かっていた
正確に言うと、Aが殺されるって
実は正吉さんがAを殺そうと動いていたの
「お前はいつも妹の心配ばかりし、結婚を先延ばしにしやがって、平嶋家のことを考えろ」
それがあの人の口癖だったのだけど、それは日に日に変わっていったの
「アイツがいるからお前はそうなんだ
アイツさへ消せば・・・」
アイツっていうのはAのことだと察したわ
けど、反論はできなかった
あの時のあの人は尋常じゃないほど怖かったの
こんな弱い姉だから、それでせめてでもの償いで貴方の盾になろうと思ったの
もし、私の命でAの命が助かったのなら私の本望よ
悲しまないでね
私はAが生きてくれれば幸せなんだから
一番は、Aに平嶋が命を狙っていると相談するべきだったのかもしれない
けど、Aは自分で見つけた初めての大切な人を自分の力と仲間の力で救おうとしていた
そんなAに私のせいで命を狙われているなんて言えなかったし、言いたくなかった
本当、身勝手な姉でごめんなさい
P.S.愛してるわA
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「もしかして・・・あの時の軍勢は平嶋の・・・」
悔しそうにAはそう言った
銀時「いや、どちらかというと平島が幕軍に賄賂でも送って頼んだんだろう
だからあの時、アイツが敵の観察をしてたんだ」
「でも・・・結局は私のせいで・・・姉さんが・・・」
土方「それはねぇだろ
今の話を聞く限り、お前は悪くねぇよ
悪いのはその平嶋だ
今回にまでその件をズルズルと引きずりやがって
すぐに背負っ引いてやる」
沖田「だから、Aさん泣かないでくだせぇ」
「え、泣いて・・・る?」
Aは目元を触り、今泣いていることに初めて気づいた
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ノア - 続きがみたいですm(_ _)m (2020年9月22日 14時) (レス) id: 096b994781 (このIDを非表示/違反報告)
ニーナ(プロフ) - 更新して頂けないのでしょうか?とても面白いとおもったのですが…残念です (2018年2月4日 23時) (レス) id: 6963555a72 (このIDを非表示/違反報告)
にーどぅ(プロフ) - 莉威さん» 指摘あざますっ!(*`ω´)b (2016年3月7日 3時) (レス) id: 502d033db8 (このIDを非表示/違反報告)
莉威(プロフ) - 94の神威のセリフこれから行くところにがこらからになってます (2016年3月7日 0時) (携帯から) (レス) id: b86a6c6602 (このIDを非表示/違反報告)
優姫 - 遅れたけど、続編おめでとう!!!!。これからも応援していまーすガンバレ。 (2016年2月22日 12時) (レス) id: 28989a8939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にーどぅ | 作者ホームページ:http://me1339
作成日時:2016年2月8日 22時