【刀剣乱舞】愛し、愛され、花丸百点！【加州清光】

参拾壱話 ページ33

「相性チェックっていうかただの手合わせですよねこれ」



「そうね！いいじゃない、戦って主と近侍の相性を調べれるわよ」





大きな庭で対峙する私達。




相手は山姥切と自称神様の暗奈。


今まで神様らしいところは見たことないが、彼女は能力持ちだ。



私も能力は持っているが、私のものでなく化け猫のもの。
半分だけ化け猫の姿の私ではちゃんと使いこなす事は困難だ。


だが、魔力は底なし。持久戦に持っていけば勝てるかもしれない。




「清光、巻き込んじゃってごめんなさい...」



「いーよ、それよりどうすんの？相手はやる気満々だけど」



「勿論、やるに決まってます。アイツには負けたくないです」



「おっけー、主。サポートよろしくね」



「はい、任せてください」





私の持っている手札は治癒能力と植物を操る力。


治癒能力と言っても止血ができる程度だ。


しっかり傷を治すことはできないが、それでも役に立つと思う。





「じゃ、やりましょうか！」





手をポンと合わせてあざとく言ってみせる暗奈。





いよいよ、相性チェックという名ばかりの手合わせの開始だ。

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