【刀剣乱舞】愛し、愛され、花丸百点！【加州清光】

拾肆話 ページ15

お風呂から上がって寝巻きに着替え、鏡を見る。



鏡に映る自分はいつも通りの姿に戻っていた。





「やっぱり...」





今日試しに術を使ったら小さくなれた。

やはり、私にとりついた猫は化け猫だ。





別に人間に戻りたいなんて思わない。



戻ってしまったらもうこの本丸にはいられない気がする。




こうして化け猫の姿でいると、永遠の命を得られる。


そしたらみんなとずっと一緒にいられる。





「............」





前髪をいつものピンでとめて、長い髪を触る。





「....あつい」





脱衣場をでて縁側を歩く。




ふと見上げた月は丸くてとても綺麗だった。





「主？」



「あ、清光」





お風呂上りの寝巻きに着替えた清光。





「戻ったんだね」



「はい」





二人の間に流れる沈黙。





「あのさ、主」




あの時と同じで沈黙を破ったのは清光





「...愛してる」





目を伏せ、月光に照らされた清光の顔は少し赤い。



そんなに頑張って私に愛を伝えてくれてるんだなあ





「私も愛してますよ」






大好きな清光







大好き



だから離れたくない

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