クロス5 ページ6
女の子が悲鳴を上げる。
炭「見るな!」
「…う…」
血が…やば…
また地上に穢れが…
「ごめんなさい…ちょっと向こうに行ってきます…」
それだけ残して、私は少しその場を離れた。
〜
気持ちが悪い
もちろん、あんなものを見せられて気分が良い人なんていないだろうが、穢れというのはどうも私は受け入れられない。
月にいた、ということが1番の要因なのだが、月を離れてしばらくたった今もなれる気配がない。
要は過剰に反応してしまうのだ。
人が〇ぬ時は吐き気や頭痛などが起きる。
さっきの人はあれほどの出血をしていたのだ…きっともう…
…考えるのはやめにしよう。
気分が良くならない。
私は深呼吸をして戻った。
〜
炭「お、A!もう大丈夫なのか?」
「はい。お待たせしてすみません」
善「無理しないでね…?」
「ありがとうございます、2人とも」
どうやらこれから屋敷に入るらしい。
善逸の声がさっきも聞こえてきたが、きっと炭治郎が説得してくれたのだろう。
炭「Aも来たことだし、行こう」
私たち3人は屋敷に入った。
〜
「…暗いですね」
炭「そうだな…」
日光が苦手だという鬼。
当然光自体もあまり好まないので、中は薄暗い。
善「炭治郎〜…俺を守ってくれるよなぁ〜…俺を守ってくれるよなぁ〜…」
炭「善逸…ちょっと申し訳ないんだが…前の戦いで俺は肋と足を折っている。そしてまだ完治していない。だから…」
そこまで炭治郎が言うと、善逸は汚い声を出し、大声で叫び始めた。
私の耳では聞き取れない…
「善逸…!静かにしてください…!!」
炭「そうだぞ…!鬼に聞こえたらどうする…!?」
と、そこに
タッタッタッ
「!!あなた達は…さっきの…来たんですか?」
追いかけに来てしまった兄妹。
色々あったが、次の出来事によって帰れなくなった。
ドンッ
善逸の尻が私と炭治郎、妹さんを突き飛ばした。
善「あ…ごめん…尻が…」
その瞬間どこからか鼓の音が鳴り、部屋が切り替わった。
「!これは!」
炭「善逸たちとはぐれた…!」
部屋を鼓1つで切り替えるとは…
能力的には幻想郷ではあまり珍しくはないが、面倒だな…
不安そうにしている妹さんを見て、私は言う。
「大丈夫ですよ。あなたは私たちが絶対に守ります。同じように、お兄さんも善逸が守ります。絶対会えますよ!」
不安な顔が少し和らいだ。
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アワアワ - めっちゃくちゃ面白いです!!更新頑張ってください!!楽しみにしてます!! (2023年1月6日 11時) (レス) @page40 id: 2db5ff9399 (このIDを非表示/違反報告)
ケロケロ(プロフ) - 瑠華さん» ありがとうございます!すごい更新速度なのですが、待ってくださる方々のために完結させますので、楽しみに待っていてください! (2020年12月29日 23時) (レス) id: 923d69e9c3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠華 - 更新楽しみに待ってます! (2020年12月5日 22時) (レス) id: d1978623ca (このIDを非表示/違反報告)
ケロケロ(プロフ) - 因幡さん» わ、私も課題終わりましたよ…?(汗)ある意味終わりました、ある意味…課題が…ぎゃぁぁぁ!! (2020年4月25日 19時) (レス) id: 923d69e9c3 (このIDを非表示/違反報告)
因幡 - 休み増えた宿題終わった (2020年4月19日 20時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ケロケロ | 作成日時:2019年11月14日 8時