【鬼滅の刃】鬼って人を食べるの？【東方project】

クロス29 ページ36

「あのですね…？」



私は怒ってます、はい。
家族が云々言ってる割には全然家族を思いやっていない。
こんなに怒るの久しぶりだ。



「あなたのしていることって本当にダメな事なんですよ。鬼だからこのくらいで死なない？このくらいしないと分からないから？こっちの知った事じゃない」



？「…結局何が言いたいの」



「お前を倒す。生きて返さない」



弾幕を出現させ鬼に向けて放つ。
私も鬼に近づいて6回ほど蹴りをいれる。



依姫でも捌くのが困難だと言うほどの速さだ。いくら常人とかけ離れた鬼といえども、月の民には適わないだろう。



その考えは的中し、蹴った勢いで鬼は吹き飛んだ。



それを確認し、禰豆子さんの動きを封じる糸を取ろうとした。



〜



炭治郎視点



『お前を倒す。生きて返さない』



初めてAが敬語を外した。
Aの姿は普段よりも恐ろしく見え、彼女でもこんな風に殺気を出すことがあるのか、と思ったがAの攻撃にはそんな考えを忘れる程に驚いた。



彼女は何か隠しているようなのだが、そもそも普通の人があんな速さで動けるとは思わない。
鱗滝さんでもあの速さは出ないだろう。



前から思っていたが、Aからは特殊な匂いがする。
本人は隠しているようだし俺自身も他の人に比べて匂いを感じづらい感覚はあったが、俺の嗅覚がそれに勝っていたため、匂いを感じ取れた。



この間の藤の家紋の家での事でもそうだが、やはりどこか辛そうな匂い。その出来事がAの強さに直接でないとしても関係しているのか…



Aの攻撃で鬼は吹き飛ぶ。
それを見たAが禰豆子を助けようとして手を伸ばした時



「っ！A！」



蜘蛛の巣の様な物がAを襲い、近くの木に接着させられていた。



『く…これは…』



？「確かに今の攻撃は凄かったけど、それで倒せたかは別だよね…」



Aは糸を退けようともがくが糸に変化はない。



？「…」



『…！ああぁぁあ！』



接着された糸がAの体に食いこんだ。
その瞬間、食いこんだ所から血が流れ始め、Aの衣服は赤く染まる。



それを見た禰豆子が助けようとしたのか声を出してもがいた。



？「うるさいから黙ってて」



その言葉の後、禰豆子はより縛り上げられた。そして気を失った。


〜
更新遅れてすみません！
心の中で「原作とセリフ変わっちまう…いいのか…！？」と悩んでおりました。
次回も気長にお待ち下さい！

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