【鬼滅の刃】鬼って人を食べるの？【東方project】

番外編！ ページ25

さすが魔理沙…止められるか…



「来ますよ！」



私の声よりも早く魔理沙はボールを投げていた。



炭「！！」



間一髪炭治郎は避けた。
あれ…なんか力入りすぎじゃない…？



でも、今のを避けられた。これなら…



と思っていると、魔理沙がニヤニヤしているのが見えた。
…いや、いつもニヤニヤしてるか((



嫌な予感がして後ろを振り向くと、外野の冨岡さんがボールを投げる姿が…



ドｯｯ



という鈍い音と共にボールが炭治郎に当たっていた。



いやいや、ボール投げてこんな音しない！どんなけ力強いの！！



し「あら…大人気ないですね冨岡さん。そんなだから嫌われるんですよ？」



炭治郎を起こしながら話すしのぶさん。
確かに大人気ない。



冨「(これは勝負だから大人気なくない。それに俺は)嫌われてない」



断固としてそのスタイルは変えないんですね冨岡さん…



と、中断していたゲームが再開。
足元のボールを拾ったのは伊黒さん。



小「どうやらいい鍛錬になりそうだな…誰に投げるか」



とか言いつつも、誰に投げるか決まっているかのように構える。
しかし



小「！」



体が不自然に硬直した。
目線の先には…



蜜「伊黒さん…！」



み、蜜璃ちゃん！！(甘露寺からこう呼べと言われた)
そうか、伊黒さんは蜜璃ちゃん相手にボールは投げられないよな…



幸い、伊黒さんの手から落ちたボールは宇髄さんの足元に転がった。



宇「このボールを相手に向かって投げるんだろ？俺がド派手に当ててやるぜ」



宇髄さんの渾身の1投が相手の陣地に向かう。



煉「む。来たな！」



だがさすが煉獄さん。宇髄さんのあのボールをいとも簡単に止める。が。



ポロッ



止めたはずのボールは煉獄さんの手を離れ、床に落ちた。



宇「甘いな煉獄。その球は止めても床に落としたら当たるのと同じなんだ。つまりお前は地味に外野行きだ」



煉「よもや！！」



結果的にはアウトに出来たが、煉獄さんが外野というのは危険すぎる。
それに外野には冨岡さんもいる。戸惑っていたら容赦ない一撃を受けることになる。



跳ね返ってきたボールはまたしても私たちの陣地に。
それを私は持って…



「さて、決めさせて頂きますよ」



恥ずかしいが、宣言する。



魔「まだ始まったばかりだろ？そんなに急がなくてもいいんじゃないか？」



いや、よく考えて欲しい。
なんだこの命の保証が出来ないゲームは。
恐ろしい。早く終わらせなければ。

番外編？→←番外編

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す