約束【桃】 (ページ30)

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. 【裏】ページ30

▶︎照Side

照「…指、入れるよ？」

肩で息をしながら頷くAを見て、傷付けないようにゆっくりと指を入れる。

照「痛くない？」

入れた瞬間顔を顰めたAに聞けば涙目になりながら「大丈夫」と返事が返ってきた。

そのままゆっくりと動かせば、苦痛そうな表情から段々と恍惚とした表情に変わっていき、その可愛い唇からは厭らしい声が漏れ出てくる。

照「Aのナカ、すごい、締め付けてくる」

『…ん、っやあ』

初めて見るAの身体に興奮し、俺だけに見せるその表情と可愛い声に脳が痺れて、俺はそろそろ限界を迎えていた。

照「…そろそろいい？」

Aは意味を理解したのか上目遣いで目をうるうるさせながら、こくんと頷く。

そんな顔されたら、俺もう我慢出来ねぇよ。

Aのそこにゆっくりと自分の身体を沈める。

『…ん、ちょっと、痛い…かも』

照「抜こうか？」

『…ううん、…照、そのままちゅーして？』

なにそれ、…可愛すぎんだろっ！

Aはどれだけ俺を夢中にさせれば気が済むの？

俺は今すぐにでも動き出したい衝動を抑えながら、腰を動かさずにAにキスをする。

優しくしたかったけど俺も余裕がなくて欲望のままに舌を絡めた。

同時に胸に触れれば、だんだんと息遣いが荒くなって体温が上がっていくAの身体。

『照、動いていいよ？』

照「ごめん、俺余裕ないかも…痛かったら言って？」

Aを上から抱きしめたままゆっくりと動かすと、俺に必死にしがみつくA。

そのままで動いてしばらくして上体を起こすと、何故かAは涙を流していた。

照「ごっごめん、痛かった？止める？」

『ううん、照と繋がってるって思ったら、嬉しくて急に涙が出てきたの』

そう言って微笑むAに愛しさが溢れてくる。

照「A、愛してるよ」

俺はAを抱きしめたまま絶頂を迎えた。

…

隣で天使のような顔で眠るAの頬を撫でる。

照「もう一生、誰にも渡したくねぇな」

そう呟いた俺の言葉は、宙へ飛んで消えていった。

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