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▶︎向井Side
今日はいよいよコンテストの結果発表の日。
あの日からずっとAちゃんのことばかり考えてしまう。
…これが恋なんやろな。
自分の部屋でドキドキしながら震える手でそっとURLをタップする。
読み込む時間は数秒のはずやのにいつもの何倍も長く感じる。
…
……
………
…結果は特別賞やった。
モデルは間違いないから問題は俺の腕やな…。
もっと勉強して技術磨かなあかんなぁ。
あ、あかん、目から汗が出てきてもうた。
コンコン
悲しみに暮れていると扉をノックする音がした。
『康二くん？お部屋入っても良い？』
向「ど、どしたん？」
慌てて涙を拭ってAちゃんを部屋に迎い入れる。
『今日コンテストの結果発表の日かなと思ってわたしも気になっちゃって。…どうだったかな？」
向「結果かー。
…今年は特別賞やった！まぁでもモデルは最高やからもっと俺のカメラの腕磨かなあかんな」
無理やり明るく振る舞おうとする俺に
『そっかぁ。
…でも特別ってなんか嬉しい響きだよね』
とふわりと笑う君。
そんなAちゃんを見て暗い気持ちが一気に飛んでいった。
向「…なぁ、Aちゃん、キスしていい？」
『え！？なんで！？急に突然どうしたの？こーじくん？？』
向「なんかしたくなった。嫌って言われてもするで」
びっくりしているAちゃんの唇に自分の唇を重ねる。
そっと唇を離すとうるうるさせた目を見開いて顔を真っ赤にしているAちゃん。
…あかん、歯止め効かんくなりそう。
ほんまにこの子はなんでこんなにも可愛ええんやろ。
向「俺、あれからほんまにAちゃんのこと好きになったみたい」
『え？え？？』
向「あの日からAちゃんは俺の特別や」
『あ、ありがとう…」
向「覚悟しいや！俺の愛は重いでー！」
照れて固まっているAちゃんの頭をぽんぽんと撫でてそっと抱きしめる。
そう、君はあの日からずっと俺の特別なんや。
ーその日の夜ー
ラ「ねぇねぇこーじくん、コンテストの結果どうだったの？」
向「んー、特別賞やった。俺もまだまだやな」
佐「えー！特別賞ってすごいじゃん！」
深「Aが特別なんて当たり前だよなぁ！」
目「あれ、でも珍しく泣いてないじゃん」
向「良いことあってん♪」
ラ「なんかニヤニヤしてるー！」
佐「逮捕ー！」
向「なんでやねん！」
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なむ - もう更新しないんですか…？ 続きが気になります。ゆっくりでいいので更新待ってます！ (10月23日 23時) (
レス) id: ec35228bfa (このIDを非表示/違反報告)
マスコット - 好きです！楽しみにしてます (2023年1月18日 3時) (レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
レリリ(プロフ) - すごく面白いです。忙しいと思いますが更新待ってます (2022年10月3日 12時) (レス) @page31 id: e9c04f2da0 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよ(プロフ) - 更新待ってます！！ (2022年5月10日 0時) (レス) @page25 id: 300c84084f (このIDを非表示/違反報告)
Nina - 更新待ってます‼️とても面白いです‼️ (2022年5月9日 22時) (レス) @page25 id: a69d533e05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：My | 作成日時：2021年9月21日 17時
