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女1「ちょっとあんた何か言いなさいよ」
その拍子に制服の襟元が乱れ、隠していたキスマークが見えてしまう。
それを見た先輩は明らかに目に怒気を含ませて睨んできた。
女1「この女…!辰哉くんと同じ所にキスマークつけてっ」
そう言って先輩が右手を振り上げた次の瞬間、バチンッと音がして左の頬がヒリヒリと痛む。
一瞬、何が起こったのか分からず左頬を押さえながら呆然と先輩を見つめる。
女1「辰哉くんを返してよ!」
後ろにいた何人かは先輩の行動に少し困惑していたようだが、その一言で我に返る。
女5「そ、そうよ!あんたが来る前は、みんなの辰哉くんだったのに」
女4「私たち本命じゃなくても、どんな関係でも良いから側にいたかったのにっ」
女1「…あんた邪魔なのよ」
やけに冷静な低い声でそう囁いた先輩の右手にはバリカンが握られていた。
電源を入れたのか、ジーと無機質な音が鳴り響く。
さすがにそんなものを持ち出してくるとは思わず、固まって動けなくなってしまう。
女1「この女、丸坊主にしてやる。そしたら流石に辰哉くんも愛想尽かすでしょ。丸刈りの女なんてさすがに引くもん」
女5「ちょ、ちょっと、いくらなんでもそれはやり過ぎ…」
女1「うるさいわね!あんたも辰哉くん返して欲しかったらこの女抑えてなさいよ!」
主犯格の先輩一人の暴走なのか、他の4人は目を見合わせて狼狽えている。
女「もう!いいわよ、わたし一人でやるから」
その先輩は他の4人を見て溜息を吐いた後、こちらに向き直した。
その瞬間。
「そこで何してんの?」
低く抑揚のない声が響いた。
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なむ - もう更新しないんですか…? 続きが気になります。ゆっくりでいいので更新待ってます! (10月23日 23時) (レス) id: ec35228bfa (このIDを非表示/違反報告)
マスコット - 好きです!楽しみにしてます (2023年1月18日 3時) (レス) id: f0407dfffe (このIDを非表示/違反報告)
レリリ(プロフ) - すごく面白いです。忙しいと思いますが更新待ってます (2022年10月3日 12時) (レス) @page31 id: e9c04f2da0 (このIDを非表示/違反報告)
つなまよ(プロフ) - 更新待ってます!! (2022年5月10日 0時) (レス) @page25 id: 300c84084f (このIDを非表示/違反報告)
Nina - 更新待ってます‼️とても面白いです‼️ (2022年5月9日 22時) (レス) @page25 id: a69d533e05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:My | 作成日時:2021年9月21日 17時