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このまま教室に戻ったら
妃那と優太になんかあったと思われるし
わたしは階段を駆け上った
屋上には入れないけど
3階と屋上の間には誰にも見られない踊り場がある
この前たまたまそれを見つけたわたしは
それを思い出して一目散に走った
ハァハァハァ
1階からの角からだと中々距離があった
あれ？……
誰かいるみたい
寝そべっているその人の顔を覗き込んでみると
「ひらの先輩？、、」
平野先輩も知ってたんだこの場所
わたしはその場を立ち去ろうとした
《Aちゃん？》
平野先輩が目を覚ましてしまった
「あっ、ごめんなさい、起こしちゃいましたね」
『ううん、結構寝たからちょうど起きれてよかった』
「サボりはダメですよ」
《まいちゃんもやろ？笑》
「あっ…そうでした」
うつむくわたしの顔を見ると
《なんかあったん？》
そう優しく聞いてきた
思わず涙がこぼれてしまった
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作者名：M | 作成日時：2018年4月30日 23時
