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キーンコーンカーンコーン
こんなにドキドキした授業は初めて
そしてこんなに長く感じた授業も初めてだった
永瀬先生が教室から出て行くのを確認してから
変に意識しちゃってるのが誰にもバレないように
私も教室を出た
そんな私を悲しげに見つめる優太に
私は全然気づいていなかった
教育実習室は1階の角にある
その教室に自然と足早に向かっていた
ガラガラ
まだ永瀬先生は来ていないみたい
きゃっ
手で目隠しされてる?、、
フワッと香水の匂いがした
『だーれだ』
バレバレだよ
「永瀬先生」
『ふっ、そりゃバレるか』
先生、こうゆう事
他の生徒にもするのかな
「あの、なんで私だけ呼ばれたんですか?」
『授業中ベラベラ話してるからやろ』
「すいません、、」
ふふっ
前みたいにまた先生が笑った
きっとまた子供だなって思ってるんだろうな
『うそやで、
お前が俺のこと見つめてるから』
「え?…」
『顔に書いてあるで
先生大好きって』
「う、うそ?…そんなことない…です」
『そう?ならいいけど』
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作者名:M | 作成日時:2018年4月30日 23時