WESTのお姫さん。【2】

小 さ い オ ッ サ ン 。 ページ29

*




今日は少しお出かけ。


誰とかと言うと……。





「シロ〜♡♡♡」





はい。

我等の兄さん。

エイトの渋谷すばるくんと。






『ちょ、そんなデカイ声出さんでください。』


渋「やってシロとデートやで！？
そらテンション上がるに決まっとるやろ！」


『そう言ってもらえるのは嬉しいです。
声のボリューム下げてください！！』






隣で喋るすばるくんは
身長は小さいくせに声が大きいから、
迷子になっても1発で見つけれるレベル。





『で、今日はどこ連れてってくれるんです？』


渋「おぉ、そうやそうや。どこ行きたい？」






すばるくんの車の中で
どこに行こうか考えていると、
道沿いに小さな看板が立っていた。





『すばるくん、ご飯に行きません？』


渋「ご飯？シロ腹減ったん？？」


『んー、少し。』


渋「分かった。ほな行こか！」






信号が青に変わり、
ゆっくりとアクセルペダルを踏んで
徐々に加速させていく。


窓を少し開けると、
春風の匂いがしたような気がした。





*



リクエスト作品です。


続編です。


続きますよ〜！！



*

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