愛されキャラの天使ちゃん３ (ページ9)

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人生最悪の日ページ9

ー10年前ー

ガチャ…

家のドアをそーっと開ける。

出来るだけ父の気に触らないように…。

でもその日、玄関には知らない人の靴が置いてあった。

誰…？

私は気になってリビングの方へそーっと近づき、ドアをそっと開けた。

中にはスーツを着た派手な男がお父さんと話していた。

父「あ、帰って来た…。」

私は嫌な予感しかしなくて、急いで部屋に行こうとした、

しかし…

父「もえ！こっちこい。」

私は逆らえずにリビングのドアを開け、震えながらリビングに入った。

男「お。結構いーじゃないですか。」

父「そうだろ？」

男「じゃあとりあえず…」

グイッ

「キャ！」

私はいきなり男に腕を掴まれそのまま床に叩きつけられた。

すると突然！男は私の上に馬乗りになって私の制服のシャツのボタンに手をかけた。

「イヤｯ…！やめて！」

私は抵抗しようとするが、男の力は強すぎて腕を掴むのも怖かった。

男は私のボタンをどんどん外し、シャツを脱がせた。

私は上半身下着姿になりながら、父に助けを求めた。

「お父さん…っ！助けてっ！お願い！助けてーっ！」

私はなんども父に助けを求めたが、

父は私を冷たい目で見るだけだった。

男「結構胸あるな。下も見てみようか」

「イヤｯ！触らないでぇ！！」

男が私のスカートの中に手を入れた時、

ピーンポーン……

家のインターホンがなった。

男「…誰？」

父「…。ほっとけ。」

父はそう言って出ようとはしなかった。

しかし、インターホンは再びなった。

ピーンポーン………

男「おい。ウルセェんだよ。」

父「普段は誰もこないのに…。誰だ？」

お父さんはようやく玄関に向かい、私は男に口を塞がれた。

ガチャ
父「はーい…。」

父が玄関を出た後に聞こえたのは…。

翔「すいません。もえいませんか。」

翔くんの声だった。

父「…。まだ帰って来てないけど。」

翔「そうですか。なんかうちの母が、今日うちでご飯食べないかって言ってるんですけど…。」

父「あぁ。今日は用事があるんだ。

ごめんね。」ｶﾞﾁｬ

ドアが閉まったと同時に、私の希望も無くなった。