愛されキャラの天使ちゃん３ (ページ17)

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矛盾する心ページ17

西島サイド

俺が煽ったおかげか、

翔ともえは仲直りしたらしい。

もえが辛そうなのは見ていられなかったから

かっこつけてあいつの背中を押してしまったが、

いざ関係が修復すると、それを壊したいと思う自分

あーーーーー…

もえが俺なこと好きになってくれないかなー…。

そんなこと考えながら、俺はもえを見た。

今日は新曲とイベントの打ち合わせ中。

もえに会うのも10日ぶりくらいだった。(LINEや電話はしてたけど)

「もえ、コンビニ買いにいこ」

主「あ、うん。」

俺はもえと二人きりになりたくて、休憩時間に外に連れ出した。

「仲直りしたんだって？」

主「あ、うん！いろいろありがとう。」

「どういたしまして笑」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

俺がもえの頭を撫でると、主人公はびくっとして

主「あ！私お菓子コーナー見てこよーっと///」

そう言ってそそくさと離れて行ってしまった。

ってかさ…

嫌われてる感じはしないけど…今日全然俺の顔見てくれてなくない？

「どのお菓子買いたいの？」

主「わ！え、えーっと…チョコのやつ！」

「もえはほんっとにチョコ好きだよな笑」

主「うん！だって美味しいんだもん！♡ﾆｺ

ドキ……///

この笑顔がいつまでもそばにあればいいのに…

でもそれは絶対に叶わない

気をひきたいとも思うけど、

せっかく戻ったもえの笑顔を壊してしまうかもしれないと思うと

やっぱり一歩が踏み出せない…

…日高に相談しようかなぁ…笑笑

もうメンバーにはばれてるし…

あーーー！でも協力してもらって気をひくってありなのか！？

主「にっしー？」

「ﾊｯ!!え！何？？」

主「さっきからぼーっとしてるからさ…、なんかあった？」

「いや…」

もえのこと考えてたんだよ!!!

西「…あーー！次新曲の打ち合わせだっけ！？楽しみだなー」

主「あ！そうだね！明るい曲だったらいーなー♡」

西「ﾅﾅﾅﾅ～♫」

主「にっしー本当に歌うの好きだよね笑

にっしーの声……本当に大好き。」

西「…ありがと。」

にっしーの声………か。

俺はほんの一瞬感じた胸の痛みを紛らわすように

鼻歌を歌い続けた。