5 ページ50
.
母「またしーくん大っきくなったんじゃない?」
碧を抱き上げ、そう言う母親。
「この前会ったばっかじゃね？」
碧「それでも…
なんか大っきくなったわよー♪
ねぇ、しーくん？」
うん♪って大きく頷く碧。
愛嬌はいいんだよなぁ。
まっ、たまにガン飛ばすけど。
「っつーかさ、Aに作らせんなよ。
妊婦だっつってんじゃん！」
母「えぇ？
Aちゃんが作ってくれるって言ったんだもん。」
「作らざる負えないからだろ？」
仲良くしてくれんのは嬉しいし
有難いけど
だいたいさー、甘えすぎなんだよ。
俺も含め…だけど。
母親が碧の相手してるからAの隣を陣取る。
A「翔くん飲む?」
「んー…
まだ揃ってないけど、いっか。」
結局、Aにやってもらう俺。
A「はい、どうぞ。」
Aにお酌してもらって
「くぅーっ、染みますなぁ。」
なんて言ってると母親に抱かれてた碧が
目を光らせてAの元にコップを持って来る。
碧「まま?♪」
俺にも注げって。笑
近くにあったオレンジジュースを注ぐと
碧「んん、やっ!」
って、嫌がる。
ビールを指差して
碧「こっちぃー!」
って。笑
「これはパパのだよぉーだ！」
って、言ってやると半ベソをかく。
A「碧のはこっちね?」
コップを渡しても受け取らず拗ねる碧。
「碧はまだお子ちゃまだろ？」
母「もぉ…翔ったら
あなたもお子ちゃまみたいね？
しーくんとAちゃんの取り合いなんて
してないわよね？」
「…してねーよ！」
怖ぇ…
母親はいつまでたってもあなどれんな。
.
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 531人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル
| 作成日時：2012年10月15日 13時
