平日は… ページ3
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朝ごはんを作るのは だいたい あたしの担当です。
夜遅くまで 仕事してることが多いすばるに 朝はゆっくりして欲しい って そんな理由。
制服の上からエプロンをして、髪はラフに一つにまとめて キッチンに立つ姿は 奥さんに見えなくもないんじゃない？
まぁ、制服ってとこがちょっとね。
そこは、若妻って事で。←
朝は断然 和食派の我が家は ご飯とお味噌汁、卵料理、焼き魚 これは定番。
今日は甘めの卵焼きと 干物を焼いたヤツ。
あとはワカメとお揚げと玉ねぎのお味噌汁。
あ｢よし、出来た！｣
すばるを 起こしに行くのも あたしの役目。
あ｢すばるー、起きてー。｣
す｢んー。｣
あ｢朝だよー。｣
す｢んん。｣
あ｢おーはーよー！｣
ベッドに乗り込んで ゆさゆさと身体を揺すると 身動ぐすばる。
す｢ん、おはよ。｣
寝惚け眼を擦る姿が こんなに可愛いなんて 全く、罪な30代だぜ。←
あ｢ご飯できたよ？｣
す｢ん、食べる…。｣
ムクっと 上体を起こしたら 大きくあくびした。
あ、その口…はむってしたい…。
そっと 唇目掛けて 近づいていくと、急に視界が暗くなる。
あ｢ちょ、もう！何すんの！｣
いわゆる アイアンクロー的な状態。
す｢こっちのセリフや。｣(笑)
す｢朝から 人の唇狙うな！｣(笑)
あ｢じゃあ、夜する！今日帰ってきたらちゅー してね？｣
す｢そーゆー問題とちゃうわ。｣(笑)
すっかり目が覚めた様子のすばるは 飯飯〜って あたしを退けて 寝室から出てった。
くそぉ、いつか絶対 ちゅーするんだから！！
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作者名：章佳 | 作成日時：2019年2月22日 14時
