すばる ページ33
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その後 いろんな手続きを経て 前嶋さんは 施設に再び入ることになった。
精神科を 受診することになった らしい。
こうちゃんの手助けもあって あたしと お姉ちゃんへの 接近禁止命令も出すことが出来た。
ちゃんと血の繋がった 父親であることが 分かってしまったのだけど、血の繋がった家族は お姉ちゃんだけで充分。
あたしの父親は すばるだけで充分。
あたしのことを 大事な娘としか思ってない みたいだけど、今はそれでも充分。
すばるが 近くに居てくれる だけで。
だって あたしは1人じゃない って示してくれるから。
友達、こうちゃん、すばるのメンバー。
お姉ちゃん、そして、すばるとママ。
○
こうして あたしたちの生活は 日常に戻った。
あ「すばるー。朝だよー。起きてー。」
す「んー。」
あ「朝ごはん 出来たよー？」
す「んー。」
あ「起きないと ちゅー するよー？」
す「んん。」
あ「本当に ちゅー するよ？」
す「んん、あかん…。」
あ「じゃあ 起きて!!」
す「まだ 眠。」
あ「おーきーてーすーばーるーっ。」ﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼ
す「ぐっ、んっ、ちょ、まっ、!!」ｶﾞﾊﾞｯ
あ「すばるおはよ!!」
す「はぁ、おはよ。」
す「ってか、Aっ！」
あ「何？すばる。」
す「ええ加減 お父さん って呼べ!!」
あ「ヤダ。」
す「ほな オトン。」
あ「いーやーだ。」
す「お前なぁ。」
あ「すばるー。」
す「こら、世間体があるやろ。」
あ「なにそれー。まだ食べたことなーい。」←
す「なんやねん お前はもう…。」(苦笑)
あ「あっ!!すばる、おはようの ちゅー♪」
す「無い。」
あ「もー、そんな拒否することないじゃん。」
す「アカン アカン。メシ 食う。」
あ「はいはい、出来てますよーっ。」
そして、意地でも すばるって呼び続けます。(笑)
○
絶対にオトンなんて呼んでやんない!!
〜家族編〜終
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作者名：章佳 | 作成日時：2018年5月23日 21時
