血飛沫の飛び散る頃の君に【轟焦凍】 (ページ6)

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時は経ち。

遂にこの時はやって来た。

「ドアデカいな、バリアフリーかよ」

＿＿1-A教室前

毎年300を超える倍率

私のクラスは19人で

なんとヒーロー科は２クラスしかない

…やはり強者揃い何だろうか。

このデカいドアを開けた先から、私の雄英生活が始まる。

あああやばいぞ、緊張してきた

、よし。

決意を固めて

私はドアを開けた。

ガラッ

初めて来た場所を見渡すと

来た者はほぼ席に着いていた。

顔の筋肉が強張って来たのが分かる。

「席はどこだろうか…」

取り敢えず席に着く所から始めよう。

自分のスペースの確保から始めるスタイルで行くぞ、私は。

そして入学に備えて考えた私の作戦的な物を実行する時。

作戦的な物を。

もの…

こんな事ってあるんですね。

「まさかのぼっち席…」

作戦的な物、とは

血解Aは考えた。初日から第一印象は大切だと。

そこで「友達100人出来るかなキャンペーン」を実施しようと思っていたのである。

でもまさか一番後ろの席だとは考えていなくて。

話しかけようにも行きずらい空間に放り出されたような気分で

涙ぐんだこの頃。