scene37. ページ38
江口side
それから頻繁に飲みに誘ったりしてはいたが、
情けないことになかなか勇気がでないまま
気持ちを伝えるまでに数年かかってしまった。
やっと彼女に気持ちが通じた
今の状況は自分にとって奇跡に近い。
きっかけがナギだというのも
なんだか変な感じがするが、
その後に彼女が言ってくれた言葉が嬉しかった。
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貴方「でも、自覚したのがその日ってだけで、
きっとその前からどこかで
江口さんに惹かれてたんだと思います。」
だって江口さんて
どんなに後輩が甘えても
全部受け止めてくれるだけの懐の持ち主だし、
さりげなくその場を盛り上げるような発言や
気遣いが出来るし、
何より作品やキャラクターを大事にしてるから
ライブでもその作品の世界観を江口さん自身が
表現出来ているのが本当に役者として尊敬します。
そんな江口さんのナギだったからだと思います。」
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綺麗で才能も人気もあって
高嶺の花だと思っていた彼女が俺のことを
そんな風に見てくれてるだけですごく幸せだ。
江口「あ〜もうめっちゃ幸せぇぇ
ビール進んじゃうな〜」
貴方「私もです。
てか、明日現場一緒ですね、、、
私普通に出来るか心配です。笑」
江口「いひひっ
またそーやって可愛いこと言う!笑
公表するとかしないとかはまだ先の話だとしても
事務所には報告しておいた方がいいよね。」
貴方「そうですね〜
明日マネージャーに相談してみます。」
いい感じに飲んだところで
お風呂を済ませそろそろ寝ようという感じになっている。
さすがに早速一緒に寝るのはまずいかと思い、
俺はソファーで寝ようとしたが
Aちゃんが一緒に寝たいと言ってきた。
ほんとに、この子は...
恐ろしい子!!!!
下心を抑えつつ
彼女と一緒にベッドに入る。
濃すぎた今日1日のせいか
隣にいるAちゃんの寝顔を眺めていると
不思議とすんなり眠りにつけた。
誰かと一緒にいるのに
こんなにリラックスした気持ちで
眠れたのは初めてだ。
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mxoxo8(プロフ) - 、さん» うっかりしていました!ご指摘ありがとうございます! (2020年8月10日 7時) (レス) id: 34b604d95c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星村さん | 作成日時:2020年8月10日 0時