江口さんと井口さん (ページ16)

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scene15. ページ16

江口side

マネージャーからの連絡で
来週の月曜日の夜あそびは
Aちゃんがピンチヒッターを
してくれる事を知った。

江口「ま！じ！かっ！！！」

スマホを見て思わず
こう叫ぶと

梅原「うるさっ」

西山「パイセーン！
なんなんですか、急にぃ～？！

目立っちゃうから
静かにしてくださいよぉ…」

くそー！なんで俺いないんだよー。

江口「もー、、、なんでもない！
てか、どーする？
いつものとこでいい？」

この日は2人がやってるラジオの
公開録音の打ち合わせ終わりで
3人で飲むことになって
店まで向かうところだった。

うだうだ話してると

「江口さーん！！」

聞き覚えのある声に
振り返る。

貴「江口さん！
こんなところでなにしてるんですか？！

あ、宏太朗、梅ちゃんいたの！？」

西山「ねぇぇぇ！
気付かないとかひどくない？！」

梅原「A久しぶり。」

貴「梅ちゃん！
久しぶり！！相変わらずのイケメンさんだね！」

西山「ねぇぇ！！
僕いるよ？見えない？
いるよね？」

貴「宏太朗うるさいんだもん。」

ぎゃーぎゃーうるさい宏太朗を無視して
Aちゃんに声をかける。

江口「俺たちはこれから飲み行こうと
してたところだよ。

Aちゃんは…買い物帰り？」

彼女が手に持ってる買い物袋を見て
そう尋ねる。

貴「そうなんですー。
夜ごはんの買い物しようと思って！

あっ！そう言えば、
さっきL!NEでもお話ししましたけど、
月曜日はばっちりピンチヒッターするので、
安心してアイドルしてきてくださいね！」

江口「ありがとう！
・・・でも、やっぱり俺も
一緒に出たかったな～！」

まだ呼んでくださいと
彼女は笑う。

呼ぶ、何があっても絶対呼ぶ。

梅原「そう言えば、A
夕飯何作るの？」

西山「何作るのー？」

貴「あー、今日はカレーにしよっかな？って！」

西山「えー！いぐちゃんが作ったカレー
僕も食べたいな～！」

宏太朗ナイス！と思いつつも
困らせてないか心配で
恐る恐るAちゃんを見る。

貴「じゃあ、これからみんなでうち来る？

江口さん、お店の予約とか
されてないですよね？

カレーだったらみんなで
食べた方がおいしそうだし、
もしよかったら！」

江口「いいの？！
行く！カレー食べる！」

予期せぬタイミングで
Aちゃんに会えて
家で手料理まで食べられるなんて
すげぇ嬉しい！

梅ちゃんがにやにやしてる
気がするけど、気付かないふりをした。