Mikoto's story ページ19
「それで?」
「え?」
東「え?じゃないでしょー
あからさまな態度とって」
興味津々な2人に対して昨日のことを話さないという選択肢は強制的に排除された
────
久「中堂さんもAさんも幸せそうでしたね」
「そうだね〜
羨ましいね〜」
いい感じに酔っていて
車の揺れが心地よく眠気を誘ってくる
久「み、ミコトさんは
彼氏は?」
「ん?いないいない!
ろくはどうなの?」
久「好きな人は…いるんですけど」
「えーそうなの?
同じ学校の子?
あ、でももう卒業したか〜」
久「はい、それに学校の子ではないです」
「そうなんだ。
ろくはいい子だし、きっと大丈夫!」
肩をポンとしてろくの顔を見ると
ろくはこっちをじっと見ていて
いきなり私の手を握った。
久「ミコトさんも…
ミコトさんでも、俺を男としてみてくれますか?」
え、なに?
その目があまりにまっすぐで目を逸らしてしまった
繋いだ手を振り払えることもなく車は進んで行く
「送ってくれてありがとう」
ようやく見えてきた家を前にお礼だけ伝えた
久「ミコトさん」
その瞬間ろくの顔が近づいてきて────
東「「キスされたー!!!?」」
「きゃー六郎もやるー!!」
東「何よー毛利さんでも何もないのに」
「ふーん。何もないんだ」
東「あ、いやいや、何もなくて当たり前なんだけど!ね!」
「ふーん。
それでそのまま帰ってしまったと?」
「うん、まさかろくにそんなことされると思ってもなくって…」
「それで?」
「そのまま帰ったけど」
「ちがーう!ろくとのキスはどうだった?」
「どうって…」
キスが初めてなわけじゃないし
東「ドキッとした?」
いきなりだったからそりゃドキッとしたけど
「六郎が男に見えた?」
意外と手とか大きいなっては思ったけど…
「私はいいと思うけどね〜六郎」
東「私も、ずっと六郎応援してるから」
「「ねー!」」
「待って、ずっとって何?」
東「気づいてないのミコトくらいだよ?」
「六郎は最初からミコトの事好きだったよ」
みんなは知ってたってこと?
「普通に3年も気づかないとかありえない」
「25年もこじらせてた人には言われたくないけどね〜」
東「それを言われちゃ〜」
「何も言えません…」
「東海林だって、これからそうなるかもよ」
「あっははは、それだ!
意地張ってばっかだと他の女に取られちゃうよ!」
何の解決にもならなかったけど
こうして2人に話せてよかった
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光菜(プロフ) - とても面白かったです!!最後の更新から何年も経ちますが、更新待っていますね(˶'ᵕ'˶) (2022年1月20日 14時) (レス) @page27 id: 994989bbfc (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - いちごミルクさん» ありがとうございます!ちょっとネタ切れで考え中です。すみません。できるだけ早く更新できるよう頑張りますお待ちください(^^) (2018年5月17日 20時) (レス) id: 837f7761f7 (このIDを非表示/違反報告)
いちごミルク(プロフ) - 面白かったです!続き楽しみにしてます。頑張って下さい!! (2018年5月12日 17時) (レス) id: 62f9fc312d (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - KANONさん» ありがとうございます!私もまだアンナチュラルロスです。続編みたいですね!これからも更新頑張ります、楽しんでいただければ嬉しいです(^^) (2018年4月25日 14時) (レス) id: 837f7761f7 (このIDを非表示/違反報告)
KANON - アンナチュラル、中堂さんロスでしたがここのお話を読んで癒されてます。UDIメンバーのわちゃわちゃ?シーンも好きですし、中堂さんとのラブラブなシーンも好きです。どちらも想像?妄想できて完結したお話も好きです。これからもたくさん素敵なお話が続きますように‥ (2018年4月25日 0時) (レス) id: 1ebeb777d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:me | 作成日時:2018年4月10日 19時