アンナチュラル〜Another story〜【横暴な彼の素顔】

your story ページ11

予想より早くて、しかもパトカーでサイレン鳴らしてくるなんて、思わなくて
やっぱり2人の仲には何かあると確信できる

「毛利さーん！」

こっちだよーっと教えようと思ってジャンプしてみたけど毛利さん全然見てくれなくて。

来なくてよかった向島さんが代わりに手を振ってくれた。
急に警察が来てみんなびっくりして
毛利さん達を見ている中


毛「また貴方は何やってるんですか！」

毛利さんは一直線に向かった先で
夕子の手を掴んだ

「きゃー！！！
なんか、よかったよ！今の！
毛利さんがかっこよく見えた！」

中「おい、痛ぇ…」

「あ、ごめん。」

知らぬ間に系のこと叩いてしまっていた。


三「えー何やっぱりなんかあるの？あの2人」

「だってもう最初から夕子の所に向かって行ったんだよ？
夕子のことしか見えなーいみたいな？」

三「毛利さんってそんなタイプだっけ？」

久「さぁ？」


毛「Aちゃん、事件だって言うから…」

東「なに？事件？？」

明らかに焦ってて面白いっ。


「事件とは言ってないよ？
ただすぐ来てって言っただけじゃん
酔っ払ってたからっくくく」

ミコトと六郎だけでなく系までもが笑っている。

「事件って、っあはははは、最高っ！
もう、こっちじゃ手に負えないから
連れて帰ってよ
ほらちょうどタクシー来たから

向島さんわざわざ来てくれたとこ悪いけど、パトカーで帰って？」

向「わかりました！」

毛「え、ちょ、ちょっと？」

向島さんも気づいてくれたのか本当にあっさり帰ってくれて。


状況がわかってない2人はポカーン…。




「ほらほら、タクシー待たせてるから！
皆さーん、この2人がお騒がせしました〜」

まだ注目を浴びている２人を一旦解放させるために頭を下げた。


どこからかMini？という声が聞こえた気がしたけど
今は気にしない。

え？と戸惑う2人の背中を押し
タクシーに押し込んだ。

三「毛利さん東海林のことお願いしますねー」

「しっかり、送り届けてくださいね！」

と見送り手を振った

中「お節介だな。」

「背中を押したって言うんです〜」

振り返ると、私たちはまだ注目のまとで。

「あははは、」



中「片付けるか」

三「ですね…」

久「すみません。」

帰ることになった。

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