雪どけの病棟２

怖かった　深澤　リクエスト ページ43

医師＝岩本

岩本side

今日は朝から病棟内がドタバタで忙しかった
看護師全員激務って感じ
で、夜中になった今はやっと落ち着いたから看護師全員が疲れてる
でも、落ち着いたからって仕事が終わったわけではない
休憩時間でもないから油断は出来ない
いつ誰が急変するか分かんないからね
だから俺もナースステーションに居るんだけど

今日は翔太も佐久間も居なくて女性看護師しか居ない
しかも疲れてるからピリピリムード
居づらさ半端ないんだけど^^;

とか思ってたらふっかからのコールが鳴った
俺が出るより先に看護師が出る

なんかやりとりしてから病室に向かった看護師
明らかに機嫌良くなかったけど、ふっか大丈夫かな

そこですぐに向かえば良かったんだけど、今更後悔したって遅いんだよな、俺

ー病室ー

看護師「なに？」

深澤「え、あの…多分、おれ今、低血糖ってやつになってる。」

看護師「だから？」

深澤「気分も悪くて、、照呼んでほしいなって。」

看護師「分かった。聞いといてあげるから寝てなさい。そしたら治ると思うから。」

深澤「えっ、あ、ちょっと、待ってよ。」

ーナースステーションー

岩本「ふっか何かあった？」

看護師「いいえ。まだ起きてたんで早く寝るように伝えました。」

なんか俺にも冷たい言い方
俺にこの態度ってことはふっかや子供達にも同じように冷たいんだろうな

岩本「ふっかの体調は大丈夫だったの？」

看護師「それより、明日の検査の事なんですけど、、」

いや、俺の話も聞いてくれよ
なんて思いながら質問に答えてた

するとナースステーションに向かって近づいてくる足音

岩本「ん？誰か起きちゃったかな。」

そう言いながらナースステーションを出てみると泣きながらゆっくり歩いてくるふっかの姿があった

深澤「照っ、おれ、吐いちゃうっ(泣)」

え？俺ふっかの事聞いたのに
何もなかったんじゃないのかよ

俺は急いでガーグルベースを渡して背中をさする

岩本「どした。看護師行っただろ？その時に言わなかったのか？」

深澤「あの人きらぁい"(号泣)」

これは何かあったな
ふっかの泣き声で寝てる子達が起きないようにふっかと病室へ戻る

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