雪どけの病棟

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ラウールside

中学生になってもめめは変わってない
そりゃあ言葉とかキツい時はあるよ？
でも、反抗期がめめをそうしてるだけって思う
ただそれだけ

今も苦しいのに苦しくないって言って吸入をしたくないってグズってる

ラウール「これしたら苦しいのが治るよ。めめ良い子だから出来るもんね。」

阿部「点滴するよ〜。薬入れたら落ち着くからね。」

目黒「うぅ"、やだっ、したくない"、ぐすっ」

腕を見せないようにするめめ
普段は言葉だけでイヤイヤ言ってるのに、こんな風に行動で抵抗するなんて滅多にない

ラウール「めめ〜、点滴したら楽になるんだって^^だからそんな意地悪しないよ。それに泣いたらもっと苦しくなるから我慢ね(撫)」

声をかけながら気持ちに限界が来ないように対応する

阿部「ちょっとちくってするよ〜。」

その一言に体がビクッとするめめ
きっと強がって甘えれない状態なんだろうね

ラウール「おっ、凄いじゃん。小さい頃はイヤイヤして泣いてたのに〜。ねぇめめ、今思ってる気持ち教えてくれる？ラウめめの思ってる事知りたいなぁ。」

痛みを我慢しためめの腕を撫でながら伝える

目黒「阿部ちゃんもっ、ラウも、怒ってない？俺、いつもキツい事言ってる。」

阿部「う〜ん、確かに言ってるけど、言った時に注意してるじゃん。」

ラウール「めめは今どんな思いなの？」

目黒「俺は前みたいに、小さい頃みたいに…甘えたいだけ。」

"甘えたい"
ずっと甘えたかったんだね
反抗期しか気付かなかった
だから甘えたいなんて思ってなかった
反抗期で言葉がキツくなっても甘えたい気持ちは小さい頃と一緒
なのに周りは心より言葉しか気付いてくれなくて注意をされたり離れられたり

阿部「冷たくなったのはめめじゃなくて俺達だったね。」

そう言うとめめの頭をポンポンと撫でる阿部ちゃん

目黒「っ、、うわぁぁ"(号泣)」

ラウール「よく言えましたぁ^^そんなめめにはジュースをあげます。」

小さい頃と変わらないご褒美

目黒「飲む。」

ジュースを飲んでる姿も変わらない

ラウール「美味しい？」

目黒「うるさい。」

そう言って笑みを浮かべるめめ
こんな風に笑って楽しく過ごせるのが１番だよね
めめ、もう大丈夫だよ

END

痛いのは俺だけじゃん　渡辺→←素直になれない　目黒　リクエスト

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