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sota side
ある日の放課後、一緒に帰ろうとAを誘ったけど
友達と新しくできたカフェに行くと断られた。
お前の友達ってことは俺のクラスメイトやん？
一緒に行くって言ったら
女子会だからダメと釘を刺された。
なんやねん。つまんね。
「あれ？想太くん？」
一人で帰っていると話しかけてきたのは
実彩子さんだった。
Aは大輝くんの彼女と思っているけど
俺は違うと思う。…なんとなく。
ここにいるってことは
大輝くんに会いに行くんかな？
この人は何も悪くないけど
Aを悩ませる要因の一つでもあるから
なんとなく好きになれない。
でも、俺もまともな大人になりたいから
挨拶だけは交わす。
「こんにちはー」
にこって笑う実彩子さんは
控えめに言っても綺麗だ。
ほら、やっぱり男は美人に弱いから。
「今日は彼女は一緒じゃないの？
Aちゃんだっけ？」
家の前で数回しか会ったことないのに。
まぁ、名前は大輝くんが教えたとして。
ちゃんと覚えてるなんて、
きっと悪い人ではないんだと思う。
「え？あー、彼女じゃないです」
あまり深く聞かずに
そうなんだ、って笑う実彩子さん。
俺すら気づいていない気持ちを見透かされそうで
それじゃあ、と素っ気なく言って別れた。
Aと鉢合わせしなくてよかった。
真っ先に頭に浮かんだのは君だった。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
