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番外編006-1 sota ページ48

8月15日の午前0時を迎えた時のことだった。
俺の彼女がとんでもないことを言い出した。

想「ちょっと待って、落ち着けって!」

「想太は嫌なの?」

想「嫌なわけないやん」

「じゃあ、いいじゃん」


遡ること、数分前。
今日は俺の誕生日だからカウントダウンをしようと
前日からAが遊びに来ていた。
隣の家ってええなぁって呑気に考えていた。

「想太、誕生日おめでとう!」

大好きな彼女と誕生日を迎えられる幸せを
思いっきり噛み締めていたのもつかの間。

「プレゼントなんだけど、ね?」

想「一緒におれるだけで嬉しいのに
まだなんかあんの?ありがとう!」

「私って言ったら、嫌?」

想「え!?」

待て待て待て待て。何、言ってんの。
ん?何?それはそういう事?
いや、大輝くんに相談したとして、
何も分からず言われた通りに言ったとしたら?
絶っ対に嫌われる。

想「俺たち付き合ってるから
Aは俺ので、俺はAのじゃないん?」

俺って意地悪やな。
あえて知らんぷりをする。

「そうじゃなくて…」

目をうるうるさせて真っ赤な顔で呟くA。
そしてなんとなく察した俺。
そして冒頭の会話に発展したわけ。


想「嬉しいけどさ、そんなんでするもんやないで。俺たちずっと一緒におるし、な?
もっと自分のこと大事にして?」

ほんとは俺のものにしてしまいたいけど
Aが少し震えてる気がして。
壊れないようにそっと抱きしめた。

想「じゃあさ、今日は一緒に寝よ?
それだけでも幸せ」

そう言うと君はにっこり笑って
眠りに落ちていく。

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設定タグ:Da-iCE , 工藤大輝 , 花村想太   
作品ジャンル:恋愛
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます!初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください! (2019年6月25日 21時) (レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました!終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます!!! (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かおり | 作成日時:2019年2月14日 23時

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