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your side
最近、何となく寄るようになったいつもの公園。
日が沈みかける頃、いつも通りかかるのは大輝くん。
偶然を装っているけど、
迎えに来てくれていることは分かってる。
大「またいんの？危ないから1人はやめろよ」
「大丈夫だよ」
もう少しいるって言ったら、
さりげなく私の横に腰掛けて
私の気が済むまで待っていてくれる。
「想太が隣のクラスの子と楽しそうにしてた」
大「…そっか」
「私ね、ずっと好きな人がいたの」
大「そう、なんだ」
「でも叶わなくて。苦しかった時に傍にいてくれたのは想太だったの。
私も想太を応援しなきゃいけないのに。想太が他の子と仲良くするのが嫌だって思ってしまう」
大輝くんは黙って話を聞いてくれた。
つい最近までくだらない話で笑っていたのに
いつからこんな風になってしまったんだろう。
想太のことばっかり考えてしまうのに、
思い出すのは最後に見た泣き顔だった。
大「あ…」
大輝くんの声に顔をあげると、
目に映ったのは想太だった。
なんでこんなにタイミングが悪いんだろう。
想「あ！Aの帰りが遅いって、おばさんが心配しててさ！でも、あれやな！大輝くんおるなら大丈夫やな！邪魔してごめん！」
明るい声で言うんだけど、
凄い悲しそうな顔をしていて。
「…想太っ、待って！」
私の声に振り返ることなく
走って行ってしまった。
「大輝くん、もうやだ…」
大「想太とAは大丈夫だから」
何の根拠もないけど、大輝くんが言うなら
不思議と大丈夫な気がする。
私の頭を撫でる大輝くんの手が暖かくて安心した。
でも自分の気持ちに気付いてしまったから
前に進まなきゃ。
大輝くん、大好きでした。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
