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your side
今日も1人で帰ってきた。
そういえば学校でも話していない。
着替える時はカーテンを閉める。
想太の言い付けが日課になったのはいつからかな？
まだ顔を出している太陽の光を浴びたくて
締め切ったカーテンを開けると
お向かいさんの大輝くんと目が合った。
手を振ると恥ずかしそうに振り返してくれる。
想太はまだ帰ってないのかな？
想太の部屋は主が帰っている気配はなくて。
何か話すきっかけはないかなって考えていると
大輝くんがこっちを見ている気がして。
視線を向けると、また目が合った。
大輝くんの口がぱくぱく動いていて
何か言っているみたいだ。
"な、に？"
私も口パクで応えてみるけど全く伝わらない。
こんなに近くにいるのにもどかしい距離。
大輝くんが窓を開けたから
私も同じように窓を開けた。
大「コンビニでも行く？」
「え？」
急なお誘いに戸惑う。
ん？なんでコンビニ？
「お腹すいたの？」
大「まぁそんなとこ、付いてきてくれる？」
「いいよ！」
少し前髪を直して家を出た。
行き先は近所のコンビニなんだけど
並んで歩くのは少しドキドキした。
想太よりも少し背が高くて。
隣にいる人が違うと景色も違って見えた。
大輝くんは私に合わせてくれてるのかな？
想太はもう少し歩くのが速いなぁ。
でも私が遅れると振り向いて待っててくれる。
段差でつまづいたらめちゃくちゃ笑うけど
そっと手を出してくれる。
あれ、私。
想太のことばっかり考えてる。
大輝くんと並んで歩けるなんて
あんなに望んでいたのに。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
