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taiki side
退屈な日々が続いていた。
明るいうちに部屋にいることなんて滅多になくて。
勉強なんてテスト前にしかしないけど、
とりあえず机に向かってみた。
ふと向かいの窓を見るとカーテンが開いた。
俺に気づいて手を振るA。
俺も控えめに振り返す。
こんなに些細なことでドキドキして
小学生かよ、って少し恥ずかしくなった。
そういえば昔、想太がAに
「誰が見てるか分からんから着替える時は
カーテン閉めろ」って怒ってたっけ。
想太が言う「誰」はきっと俺だろうけど。
いや、見ねぇわ。笑
不器用だけどAのことを
守ってきたのは想太だし。
AはAで想太の言い付けを
素直に守っているし。
とにかく、俺の入る隙なんて
1ミリもないことは自覚している。
そんな相思相愛な2人なのに
最近は一緒にいるところを見かけない。
寂しそうな目で想太の家のほうを見てる。
いつものケンカとは違うような気がして。
あぁ、力になりたいな、なんて思っても
俺はAの連絡先を知らない。
こんなに近くにいるのに。
無意識にAを目で追っていたようだ。
また目が合って、不思議そうに首をかしげるA。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
