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taiki side
「あ、えっと…大輝くん、お帰り」
想太とのケンカ？を仲裁してから
Aが少しだけ話してくれるようになった。
「ただいま」
一緒に住んでる風な会話だけど、家の前。笑
ずっと嫌われていると思っていたのに
挨拶を交わしているなんて夢のようだ。
「今日は想太と一緒じゃないんだ」
「うん、」
「またケンカしたの？」
精一杯、大人っぽく振る舞う。
Aにとって俺はお兄ちゃんみたいな存在だから。
せっかく繋がった今を無くさないように。
「ケンカっていうか…」
ほっぺをぷくっとさせて地面を見つめるA。
思わず笑みがこぼれる。
「なんで笑うのー！？」
「ははっ。ごめん、ごめん」
なんか、幸せ。
そんな時、俺のスマホが鳴った。
「…彼女、さん？」
「あ、うん。じゃあまたね。
想太と仲直りしなよ？」
「…うん」
電話に出ながら家に入る。
視界の端に見えたAが泣きそうな顔をしていて。
どうしてそんなに寂しそうにするの？
まさかAが俺を好きだなんて
少しも思い浮かばなかった俺。
Aの泣きそうな顔を思い出したら
会話なんて頭に入って来なかった。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
