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taiki side
目の前でドアを閉められたAは
しばらく呆然としていたけど、
くるっと振り返り、俺を見つけると
涙を溜めてこっちへ向かってきた。
いや、違うじゃん？
想太とAが仲直りして、いい感じになって
俺辛いけど2人の幸せ願うよって黄昏る流れじゃん？
なに、この面白い展開…。
「想太が無視するのー！」
文字に表すとすれば
うわーん！が最適な泣き方で駄々をこねる。
前言撤回。全然大人っぽくなんてなってなかった。
ってか、いいの？俺のこと嫌いなんじゃないの？
今まで避けてたのは何だよ。意味わかんね。
恐るべしJK。
でも今はこんな恐竜みたいな鳴き声さえ、可愛い。
「想太が変なの！昨日から急に無視するの！
…ねぇ、なんで！？なんでー？」
君の頭の中は想太でいっぱいだってことを
思い知らされて、急に苦しくなった。
今はそれどころではなくて。
周りから見たら女子高生泣かせてる
悪いやつだよね？俺。
「A、落ち着いて」
それにさ、想太は君の様子を見てるよ。
俺とこんなに話してたら、もっとこじれるよ。
「想太、何で怒ってるの、」
次は急にしゅんとなって。
なんだよ。可愛いな。
こんな風に思ってもらえるなんて
俺は想太がうらやましいよ。
「話して来なよ。
想太がAに本気で怒ったことある？」
「ない」
分かってんじゃん。
ほら、行っておいで。
次は振り返らないように。
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
