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taiki side
こちらからは一方的に見ていたけど
久しぶりに話した君は
大人っぽくなっていて驚いた。
でも、ムッとした顔は子供の頃のままで可愛いかった。不機嫌な理由はなんとなく分かるけど。
俺が急に話かけたからか、動揺している君。
もう少しだけ一緒にいたくて、
必死に会話を繋げようとする俺。
普段、人に興味を示さない俺だけど
Aにはどうしても構いたくなる。
久々に聞いたAの声で発せられた名前は
俺のものではなかったけど。
声を聞けた嬉しさのほうが強かった。
ケンカでもしたのかな、と思って
思わずAの頭を撫でようとした時、
Aの王子様が現る。
いつからから俺を見る想太の目は鋭くなって。
俺にとって、想太も大事なんだよ。
だからそんな目で見ないで。
想太とAが何でケンカしたかは知らないけど
こんな俺でも2人の力になりたくて。
仲直りしなよ、ってAの背中を押した。
幼い頃のAなら、想太が悪いもんって
俺にしがみついていたっけ。
今は振り向くことなく想太の方に向かうA。
切ないけれど、これでよかったと言い聞かせる。
君に誰が相応しいかは
俺が1番分かってるよ。
でも一瞬だけ足を止めた君に
少しだけ希望を残しておいてもいい？
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かおり(プロフ) - さくらさん 感想ありがとうございます！初めてコメントいただいたので、とても嬉しいです(^^)番外編も頑張って書きますのでまた遊びに来てください！ (2019年6月25日 21時) (
レス) id: 5ecbc891ed (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - いつも更新楽しみにしてました！終わってしまうのは寂しいけど、番外編楽しみに待ってます！！！ (2019年6月25日 21時) (レス) id: 30528eed19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かおり | 作成日時：2019年2月14日 23時
