轟焦凍の誕生日 ページ8
「なんだ、これ…」
「反応薄っ！！」
「いや、相手轟だから普通だろ」
「くそぉっ！イケメンの事故画撮ろうとしたのによ！！」
「轟！！おめでとー！！」
わいわいと中から楽しそうな声がする。
びっくりしてフリーズしたままの轟くん。
その背中をツンツンすると振り向いて目を見開いた。
「轟くん、生まれてきてくれてありがとう」
そう言って大量花びらをふわっと轟くんにかけた。
「お誕生日おめでとう！！」
さらにびっくりしたらしく声も出さずにパチパチと瞬きする轟くんのビジュが良すぎて無理。
「妖花」
「うん？」
グッと唇を噛み締めた後、花びらを手に取って微笑んだ轟くんに全米が恋に落ちた。
「ありがとな」
「ちょっとちょっと、俺らも頑張ったんだけど！？」
「Aちゃんが一番頑張ってたわ」
「張り切ってたもんねえ」
梅雨ちゃんとお茶子ちゃんがニコニコしながらそう言う。
「パーティーしようって提案してくれたのは出久だけどね」
「僕は提案しただけだよ、ほとんどAが考えてくれたんだよ」
「そんなことよりケーキ食べよ！」と轟くんの手を引くとぎゅっと握り返された。
「どうしたの？」
「…忘れてるのかと思ってた」
「忘れるわけないじゃん、部屋のカレンダーにもスマホのカレンダーにも共有スペースのカレンダーにも実家のカレンダーにも書いてるからね」
全てのカレンダーに轟くんの誕生日だけ書いてます。
「そうか…ありがとな」
「いーえ」
ニコニコ微笑み合う私たちはまるで夫婦。
「Aも怖えけどそれ聞いて全く引かねえ轟も怖えよな」
「でんきん。私を侮辱するのはいいとしても轟くんを侮辱したら髪の毛引きちぎるよ」
「いや、怖えよ」
轟くんは私が守る。
さっきとは違って少しご機嫌な轟くんをお誕生日席にエスコートした。
「ケーキろうそくつけるか？」
「待って！轟くんの写真撮るからみんなちょっと退いて」
「でたよ、轟オタク」
「やると思った」
「待ってよーぜ」
なんて文句を言いつつ離れてく皆には感謝してる。
私の轟アルバムに追加するの。
皆にも分けてあげよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらす(プロフ) - 魔孤蠧マコトさん» 遅くなってすみません(T_T)少し忙しいので気長に待っていただけると嬉しいです(;_;)いつもありがとうございます！！ (5月2日 2時) (
レス) id: e6b8bf52cc (このIDを非表示/違反報告)
魔孤蠧マコト(プロフ) - あ。マコ。の本垢です (4月28日 19時) (レス) id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
魔孤蠧マコト(プロフ) - 更新待ってましたぁぁぁぁぁあ！！！これからも頑張ってくだせぇ！！！！ (4月28日 19時) (レス) @page36 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡ホークスの登場はあまり多くないですが毎回良いとこ持っていかせてます(笑)またホークスの登場たのしみにしててください♡ (3月13日 20時) (レス) id: 45f86b220a (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - いやー！！！ホークスと夢主ちゃんの距離感がじれったい！！！！きゅんきゅんして叫びたい！！衝動を抑えられずにコメントしてしまいすみません...！！ (3月11日 23時) (レス) @page33 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2024年1月11日 2時
