轟焦凍の誕生日 ページ7
「あ、あああ！！忘れ物したかも…出久ついてきて！！」
「え、う、うん！」
「轟くん先に帰ってて！」
「…いや、俺も戻る」
なんでだよ。
せっかく迫真の演技をしたというのに天然王子が着いてこようとしてる。
「いや、あの…その…ほら、轟くんイケメンだし…戻ってて！」
なんて雑な誤魔化し方…待ってそれだと出久がイケメンじゃないみたいになっちゃう。
「ごめん出久。違うの」
「え？」
「…俺が居たらダメな理由でもあるのか？」
俯いた轟くんがそう言った。
髪の毛の隙間から見える目は少し揺れていて。
どうしよう、傷付けちゃった？
「轟くん、皆が心配するから先に帰って僕たちが忘れ物取りに帰ってるって伝えてくれないかな？」
「…ああ、分かった」
出久の助太刀のおかげで何とか轟くんをひとりで帰らすことに成功…したんだけど。
「絶対轟くん傷付いたよね？どうしよう私もう切腹して詫びるしかない…どうしよう。轟くんに嫌われたら生きていけない私ごときが轟くんを傷付けるなんて人生終わり地獄に堕ちてくるね…」
「A…！？落ち着いて！？
そのバットどこから拾ってきたの！？」
「これで頭かち割ってくれない？」
「割らないよ！？とりあえず落ち着いて！」
出久に金属バットを取り上げられ、草むらに連行された。
「あとで話せば分かってくれるから」
「うう…轟くん…」
「ほら、追いかけよう」
隠れながら轟くんを尾行していく。
しばらく歩いて寮へ到着。
轟くんがドアに手をかけたのになかなか開けない。
「…はあ」
ひとつため息が聞こえてきた。
本当に分かってくれますか、これ。
明らかに落ち込んでるけど。
だって私たち友達だもんね、親友と言っても過言ではないのに私祝ってないんだもん。
起こしてでも祝うんだった。
なんて後悔してると轟くんがドアを開けた。
「…誰もいねェのか」
真っ暗な中へ向かって歩いていく轟くん。
轟くんが靴を脱いですぐクラッカーの音が響いて電気がついた。
「「誕生日おめでとう！！」」
皆の声がして私たちもドアへ近付いていく。
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ちらす(プロフ) - 魔孤蠧マコトさん» 遅くなってすみません(T_T)少し忙しいので気長に待っていただけると嬉しいです(;_;)いつもありがとうございます！！ (5月2日 2時) (
レス) id: e6b8bf52cc (このIDを非表示/違反報告)
魔孤蠧マコト(プロフ) - あ。マコ。の本垢です (4月28日 19時) (レス) id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
魔孤蠧マコト(プロフ) - 更新待ってましたぁぁぁぁぁあ！！！これからも頑張ってくだせぇ！！！！ (4月28日 19時) (レス) @page36 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡ホークスの登場はあまり多くないですが毎回良いとこ持っていかせてます(笑)またホークスの登場たのしみにしててください♡ (3月13日 20時) (レス) id: 45f86b220a (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - いやー！！！ホークスと夢主ちゃんの距離感がじれったい！！！！きゅんきゅんして叫びたい！！衝動を抑えられずにコメントしてしまいすみません...！！ (3月11日 23時) (レス) @page33 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2024年1月11日 2時
