轟焦凍の誕生日 ページ14
「A」
アハハウフフと雑談してると頭に肘を乗せられた。
今轟くんとラブラブなんですけど。
「なに、爆豪くん」
「課題終わってねェだろ」
「…忘れてた」
完全に忘れてたわ。
そうだよ、課題あったんだった…泣いた。
「どうしよう、爆豪くんタスケテ」
「遊んでねェでさっさと持って来い」
「神！！大好きありがとう爆豪くん！！」
部屋に課題を取りに行こう。
あ、ついでに昨日轟くんに書いた手紙持ってこなきゃ。
中身のない手紙を誕生日の人に渡すのが恒例なの。
「ごめんね、轟くん私課題してくるね」
「…爆豪とか？」
「いや、たぶんアレたち」
立ち上がってダイニングテーブルで頭を抱える電気たちを指差す。
もう今日終わるのに課題してないんだ…私もか。
「爆豪」
「あ？」
「妖花の課題は俺が手伝う」
「え？轟くん？」
「テメェとやったらサボんだろ」
「早よしろ」って言い捨ててズカズカ歩いてく爆豪くん。
座ったままの轟くんが上目遣いで見つめてくる。
…意識飛びかけた。
「と、轟くん」
「俺もおまえと課題してえ」
「轟くんも終わってないの？」
「いや、終わってる」
終わってるんかーい。
そうだよね、優秀な皆さまは終わってますよね。
「終わってたらダメなのか」
「ダメじゃないよ？むしろ終わってないほうがだめだよ」
轟くんがこんなに私を必要としてくれてるなんて…やっぱり私今日死ぬの！？
「じゃあ轟くんに手伝ってもらうね、取ってくる！」
命の危機を感じたけどそれはそれで本望。
イケメンを待たせるなんて以ての外。
ダッシュで取りに行って帰ってきたわ、それはもう残像が見えるくらいにね。
「早かったな」
爆豪くんたちとは少し離れた場所に隣り合わせで座っ…なぜ隣に座ったこのイケメン。
驚く私をよそに課題のページを開いて説明し始めた。
近いしいい匂いするしイケメンだし動悸が。
「妖花？聞いてたか？」
「っふぁい」
いえ、聞いてませんでした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらす(プロフ) - 魔孤蠧マコトさん» 遅くなってすみません(T_T)少し忙しいので気長に待っていただけると嬉しいです(;_;)いつもありがとうございます！！ (5月2日 2時) (
レス) id: e6b8bf52cc (このIDを非表示/違反報告)
魔孤蠧マコト(プロフ) - あ。マコ。の本垢です (4月28日 19時) (レス) id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
魔孤蠧マコト(プロフ) - 更新待ってましたぁぁぁぁぁあ！！！これからも頑張ってくだせぇ！！！！ (4月28日 19時) (レス) @page36 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - 月姫さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます♡ホークスの登場はあまり多くないですが毎回良いとこ持っていかせてます(笑)またホークスの登場たのしみにしててください♡ (3月13日 20時) (レス) id: 45f86b220a (このIDを非表示/違反報告)
月姫(プロフ) - いやー！！！ホークスと夢主ちゃんの距離感がじれったい！！！！きゅんきゅんして叫びたい！！衝動を抑えられずにコメントしてしまいすみません...！！ (3月11日 23時) (レス) @page33 id: ad0933ba75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2024年1月11日 2時
