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しばらくして戻ってきた彼の手にはミネラルウォーター。
…わざわざ買いに行ってくれてたんだ。
「とりあえずこれ飲んで？」
『ありがとう…あ、お金…』
鞄の中から財布を出そうとした手は彼に止められてしまった。
「お金はええから。はよ酔い覚ましや？」
『すいません…』
少し距離を空けて私の隣に座った彼に会釈してから水を飲む。
喉を通る冷たい水で段々と気持ちが落ち着いてきた。
『あの、もうほんとに大丈夫だから…行ってください。』
「別にもう家帰るだけやったから。
お姉さんが回復するまで一緒におるわ」
『…ありがとう』
お兄さんは見ず知らずの私になんでこんなに優しくしてくれるんだろう。
世の中の男性がみんなこのお兄さんみたいに優しかったら平和なのに、なんて馬鹿な考えが浮かぶ。
「何か嫌なことあったん？
あんま知らん相手やから話せることもあるやろ？」
いや、言いたくなかったらええんやけど…とぼそぼそ話す彼。
そんな彼を見てたら自然と話し始めてた。
『…あー、彼氏に振られたんです』
「そっかあ…」
眉を下げて私の話を聞いてくれるお兄さん。
その真剣に私と向き合ってくれてる姿勢が嬉しくて、気付いたら変なことを口走ってた。
『…処女って重いんですかね。
経験無いってそんなにいけないこと？なんで…』
さっき初めて会った人に何を言ってるんだろうと思う冷静な自分がいるのにもう止まらない。
「…お兄さん、私のこと抱いてくれませんか？」
「だ、だ、だ、だ、だ…ってちょっと何言うてんの！」
あたふたしてるお兄さん。
ーーーーーその風景を最後に私の記憶は途切れた。
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さく(プロフ) - おまめさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいお言葉…！！先の展開も考えてるんですが、文章力が追いつかず更新遅くてごめんなさい…これからも楽しんでもらえるように頑張ります！ (2019年4月12日 21時) (
レス) id: ca3079185c (このIDを非表示/違反報告)
おまめ(プロフ) - 初めまして！やでちゃんの小説で今とても好きな作品です＾＾やでちゃんはどこでお仕事の事を言うのか、この2人は付き合うのか…とても気になります＾＾ (2019年4月10日 10時) (レス) id: 41bf4850b3 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます。Twitterの方もフォローしてくださって嬉しいです(*^^*)これからも更新頑張ります！ (2019年3月7日 7時) (レス) id: ca3079185c (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - タカシくんのお話書いてくれてありがとうございます！あ､Twitterをフォロワーしている者です(笑)いつも更新とTwitterも楽しみにしてます！これからどんなお話になるのか本当に楽しみです。これからも頑張ってください(^O^) (2019年3月7日 2時) (レス) id: 8f4e85b315 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - にこさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです…楽しんで頂けるように更新頑張ります！ (2019年2月21日 21時) (レス) id: ca3079185c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さく | 作成日時：2019年1月31日 20時
