幼稚な彼女③【須堂夏樹】 (ページ13)

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翌日

私はみんなの言葉を胸に元気に学校に登校した。

でも、朝みんなで同じバスに乗るのに、夏樹くんは来なくて･･･

学校には、遅れてきた。

「夏樹くん、おはよっ」

いつもより元気に挨拶してみた。

夏樹「おはよ、」

とても、素っ気無かった。

めげずに声をかけた。

南ちゃんもタクトくんもみんな、心配してくれた。

でも、どう声をかけても避けられる。

やっぱり何かしてしまったのかな?

お昼、私は変わらず夏樹くんに声をかける。

「夏樹くん、一緒にご飯食べに行こう!!」

夏樹「あぁ」

「ねぇ、私なにかしっちゃったかな?」

夏樹「なんもしてね～よ」

「じゃあなんで避けるの?」

私は限界だった。

夏樹「避けてね～よ」

「でも、夏樹くん最近おかしいよ」

夏樹「あぁ、そうかもな」

「私、夏樹くんに避けられるの･･･耐えられないよ」

夏樹「っ」

波留「そうだな、夏樹最近おかしいよな」

南「これ以上Aを傷つけないでもらえる?」

みんなが助けてくれた。

タクト「そうだよA気持ちを考えろよ」

ありがとう

夏樹「お前らまでどうした」

南「そうよっAがどれだけ悩んでるか分かる?」

夏樹「っ」

夏樹くんは立ち去ろうとしていた。

だから私はあの日のタクトくんを止めるみたいに、夏樹くんに抱きついた。

夏樹「っ」

「私、私にとって、夏樹くんはすごく大きい存在で、いなくなるなんて考えていなかった。だから、夏樹くんに避けられてから、すごく辛かった。遠くに行っちゃうんじゃないかとか、ほかの人のものになっちゃったらどうしようとか、実はもっと昔から嫌われてたんじゃないかとか。だからっもう離れたくない!!

私っ夏樹くんのことが好き!!だから･･･」

私は涙が出てきてしまって、夏樹くんから離れようとした。

夏樹「離れんな･･･」

夏樹くんは耳元で、私にしか聞こえない声で話した。

「え･･･?」

夏樹「離れんなって言ってだよ･･･離れたくないってAが言ったんだろ?」

「でも･･･夏樹くんは春菜さんのことが好きなんじゃ･･･」

夏樹「好きなわけね～だろ。それに俺の特別、いや恋人はAだけだ」

「ほんとっ!?」

夏樹「あぁ」

南「よかったわね」

「南ちゃん!!タクトくん!!ありがとね!!みんなも!!」

私はみんなにお礼を言う。